【キャットフードの選び方5ステップ】初心者に徹底解説!与え方とミニマリストの保存方法も紹介

こんにちは!

ずぼらミニマリストのChieriです。

初めて猫ちゃんをお迎えする時に「最低限必要な物」の中の一つが「キャットフード」ですね。

ペットショップ・ホームセンター・ネットでは、たっくさんのキャットフードがあって、何をどんな基準で選んだらよいのか筆者は困った経験があります。

知識0、プラン0でお店に行っても棚の前で立ち尽くすことに……(^_^;)

今回は猫ちゃんをお迎えする猫初心者の方が、この記事を参考にすれば数多くのキャットフードの中からまずは最初の1個を選び出すことができるように解説していきます。

この記事で分かること
  • キャットフードの種類
  • キャットフードの選び方5ステップ
  • キャットフードの与え方・変え方・保存方法
  • 食欲がない時の原因と対処法

★保存方法ではずぼらミニマリストのオススメもお楽しみに!

ずぼらミニマリストである筆者自身が、実際に困って勉強して少しずつ分かったことを全部詰め込んで記事にしています。

是非この記事を見ながらキャットフードを選んでくれたら嬉しいです!

タップできる目次

キャットフードの種類

キャットフードを選ぶ前提として、言葉の意味を知っておくと便利なので、ここでは「目的別」「形態別」「プレミアムフード」について、解説していくね。

「形態別」では「ドライフード」と「ウェットフード」それぞれのメリット・デメリットもあげておくので、キャットフードを選ぶ参考にして!

目的別

キャットフードは公正競争規約に基づいて、その目的ごとに表記が決められています。

まずはパッケージをみて確認しましょう。主に次の4つに分けられます。

総合栄養食フードと水だけで必要な栄養をバランスよく摂取できる
一般食必要な栄養をある程度満たしているがそれだけでは完璧でない「おかず」
栄養補完食不足した栄養を補うスサプリメント的なもの
おやつおやつ
療養食動物病院で処方される治療を目的とした食事
キャットフード目的別

※生後4~8週の間まで(離乳期まで)はミルクを与えます。

ただしペットショップやブリーダーからお迎えする場合は、「動物愛護管理法」の「犬猫等販売業に関する上乗せ基準」で生後8週間(56日)までは販売してはいけない旨が定められています。

捨て猫・迷い猫を保護する以外には、生後間もない子猫をお迎えすることはないのでミルクを与えることはないでしょう。

おやつとしてのミルクもあります。

形態別

ドライフード水分含有量10%以下のフード 通称カリカリ
ウェットフード水分含有量75%以上のフード
その他半生タイプ・スープ状・ゼリー状 など…
キャットフード形態別

ここからはドライフードとウェットフードの
メリット・デメリットをあげておくよ

【ドライフード】

メリット
デメリット
  • 総合栄養食の種類が豊富
  • ウェットフードより安価なものが多い
  • 歯垢が付きにくい
  • 水分量が少ないため腹持ちがいい
  • 置き餌をしても傷みにくい
  • ガリガリと食べる音にいやされる
  • 水分含有量が10%以下なので、フードから水分補給はできない
  • 水分を他で摂らないと尿路結石のリスクが高くなる
  • 食物の素材感はない
  • オイルコーティングされているものが多く、酸化の原因になる
  • 添加物が多いものもある
  • 穀物を多く含むものもあり、消化不良やアレルギーの原因になることもある

【ウェットフード】

メリット
デメリット
  • 水分含有量が75%以上なので、水分補給もできる
  • フードの水分で排尿量が増し尿路結石になりにくい
  • 香りが強いので猫が好みやすい(食がすすむ)
  • 開封後長時間の置き餌には向かない
  • 水分量が多いため、短時間で空腹を感じやすい
  • ドライフードより少量で高価なものが多い
  • 歯垢がたまりやすい
  • 食べたあとの口の匂いが強い
  • 口の周りなどが汚れやすい

プレミアムフード

「プレミアムフード」とは食品の品質や安全性にこだわったフードのことだよ
ここからは、「プレミアムフード」によく見られる言葉の説明をするね

スクロールできます
ヒューマングレード飼料扱いではなく人間が口にする水準の食材を使用していて、
人用食材の食品衛生法などの安全基準をクリアするレベルのもの
オーガニックフード有機栽培の大麦などを飼料に育った家禽の肉や有機野菜を原材料とし, 化学物質を含まないもの
オーガニック認証団体の高い基準をクリアしていることが前提
ナチュラルフード原材料に自然食材のみを用い、酸化防止剤など
添加物を一切含まないもの
グレインフリー穀物不使用の意味で、小麦やトウモロコシなどの
穀物類を使用していないフードのこと
プレミアムフード

猫は本来肉食なので、穀物を上手く消化できません。

消化不良を起こしたり、アレルギーや肥満の原因にもなるので、「グレインフリー」は健康志向の高いフードです。

原材料でよくみる「ミール」とは……

肉類を乾燥させて粉状にしたもの。
加熱乾燥することで、生肉よりもタンパク質を凝縮させることができ、タンパク質が多いペットフードをつくることができます。
ただし、何の肉のどこの部位を使用しているかは曖昧な場合もあるので、情報開示してくれるメーカーのフードだと安心。

キャットフードの種類・パッケージの表示・プレミアムフードについてもっと詳しい記事もあります↓↓↓

キャットフードの選び方5ステップ

キャットフード選びのポイント
  • 【STEP1】総合栄養食を選ぶ
  • 【STEP2】年齢・症状別に絞る
  • 【STEP3】栄養面をチェック
  • 【STEP4】原材料を確認
  • 【STEP5】添加物をチェック

この5STEP形式で解説するよ!
順番に絞りこんでいってね。

STEP
総合栄養食を選ぶ

猫ちゃんを初めてお迎えする場合は、まず「総合栄養食」を用意します。

初めは育てて貰っていた、ペットショップ・ブリーダー・保護施設に聞いて、これまで食べていたフードと同じものを用意しておくと、安心して食べてくれるよ。

「総合栄養食」はその名の通り栄養を総合的に網羅できるものです。

「総合栄養食」と水を基本として、「一般食」や「おやつ」をちょい足ししていくのがオススメ。

STEP
年齢・症状別に絞る

愛猫の年齢は何歳ですか?
まずは愛猫の月齢に合ったものを見つけましょう

「全猫種」としているメーカーもありますが、一般的に大きくは「子猫用(キトン用)」「成猫用」と分かれています。

そして「チキン」「ターキー」「ささみ」「まぐろ」「白身魚」など肉系と魚系があって、愛猫の好みで選ぶことができます。

生後12ヶ月までの子猫や妊娠中・産後授乳中の母猫は栄養をたくさん必要とするため、栄養が豊富でカロリーも高いフード。

避妊・去勢後の成猫は太りやすくなるなるため、カロリーを抑えたフードになります。

そこから更に各メーカーの方針で、細かく症状別に分類されている場合があります。

例えば……

子猫用(キトン用)
妊娠中・授乳中用
避妊・去勢後から
成猫用
シニア用
減量サポート用
腸や皮膚のサポート用
毛玉ケア用
尿路の健康サポート用……等々

「子猫用」と「妊娠中・授乳中用」は同じ商品のこともあります。

避妊・去勢手術後は太りやすくなるため、急激に体重が増えるようならカロリーが低めの減量サポート用のフードを検討しましょう。

STEP
栄養素をチェック
栄養素でチェックする項目
  • AAFCOの基準に沿っているか? 
  • タンパク質は十分か? 
  • その他注目の栄養素は?
  • 摂取カロリーの目安は?
主に4つあるよ

例えばこんな風に表示されています↓↓↓

引用:ヒルズサイエンスダイエット アダルト1~6歳

AAFCOの基準に沿っているか?

主に日本での総合栄養食は水以外の栄養基準をAAFCO(Association of American Feed Control Official:米国飼料検査官協会)の基準に基づいてつくられています。

スクロールできます
栄養素単位子猫成猫
タンパク質30.0以上26.0以上
アルギニン1.24以上1.04以上
ヒスチジン0.33以上0.31以上
イソロイシン0.56以上0.52以上
ロイシン1.28以上1.24以上
リジン1.20以上0.83以上
メチオニン0.62~1.500.20~1.50
メチオニン+シスチン1.10以上0.40以上
フェニルアラニン0.52以上0.42以上
フェニルアラニン+チロシン1.92以上1.53以上
トレオニン0.73以上0.73以上
トリプトファン0.25~1.700.16~1.70
バリン0.64以上0.62以上
脂肪9.0以上9.0以上
リノール酸0.6以上0.6以上
αリノレン酸0.02以上
アラキドン酸0.02以上0.02以上
EPA+DHA0.012以上
カルシウム1.0以上0.6以上
リン0.8以上0.5以上
カリウム0.6以上0.6以上
ナトリウム0.2以上0.2以上
塩素0.3以上0.3以上
マグネシウム0.08以上0.04以上
mg/kg80以上80以上
銅(ドライ)
銅(ウェット)
mg/kg15.0以上
8.4以上
5.0以上
マンガンmg/kg7.6以上7.6以上
亜鉛mg/kg75以上75以上
ヨウ素mg/kg1.8~9.00.6~9.0
セレンmg/kg0.3以上0.3以上
ビタミンAIU/kg6668~
333300
3332~
333300
ビタミンDIU/kg280~30080280~30080
ビタミンEIU/kg40以上40以上
ビタミンKmg/kg0.1以上0.1以上
ビタミンB1(チアミン)mg/kg5.6以上5.6以上
ビタミンB2
(リオフラビン)
mg/kg4.0以上4.0以上
パントテン酸mg/kg5.75以上5.75以上
ナイアシンmg/kg60以上60以上
ビタミンB6mg/kg4.0以上4.0以上
葉酸mg/kg0.8以上0.8以上
ビタミンB7(ビオチン)mg/kg0.07以上0.07以上
ビタミンB12(シアノコバラミン)mg/kg0.02以上0.02以上
コリンmg/kg2400以上2400以上
タウリン(ドライ)
タウリン(ウェット)
0.1以上
0.2以上
0.1以上
0.2以上
AAFCO(2016)

この基準に沿ってつくられているキャトフードであるか確認しましょう。

ただし、AAFCOの栄養基準はペットフードメーカーに向けたものであって、この基準を満たしているからといってAAFCO認定のフードであるわけではありません。

また栄養基準を満たしていても原材料の品質までも保障するものではないことを頭に入れて、他のポイントと総合的に判断しましょう。

「基準に沿っているか確認」なんて言われても面倒すぎるよ!無理!

そうだよね。
全部見ていくのは大変だから次から説明する「三大栄養素」と「その他の栄養素」を何となく基準値くらいかチェックするといいよ。

「栄養素」だけでなく「原材料」や「添加物」も見て総合的なバランスを見て選ぼうね。

タンパク質は十分か?

肉食の猫は犬や人よりも多くの動物性タンパク質を必要としているので、まずは「タンパク質」が必要量を満たしているか確認しましょう。

キャットフードのパッケージにもタンパク質量を強調したものが多くみられるので簡単だよ!

猫も犬も人間も炭水化物、タンパク質、脂質を「三大栄養素」としています。

獣医師の野澤延行さんは著書『猫のための家庭の医学』の中で三大栄養素の必要量を次のように書いています↓↓↓

炭水化物45%60%68%
タンパク質35%25%18%
脂質20%15%14%
猫・犬・人の三大栄養素

AAFCOが定めた栄養基準でもタンパク質は子猫で30%以上、成猫で26%以上となっています。

この基準を最低ラインとしてみていきましょう。


その他注目の栄養素は?

栄養素説明
タウリン猫の体内では合成できないため必須
タウリンは肉に含まれるため、動物性タンパク質を摂ることは大切
脂肪体を活動させるエネルギー源となる
脂溶性ビタミンA・D・Kを吸収するためにも必要
ナイアシンキャットフードからの摂取が必要
アミノ酸のトリプトファンからナイアシンを合成できないため
リノール酸必須脂肪酸
アラキドン酸必須脂肪酸
ビタミンA猫はべータカロテンをビタミンAに転換できないので、ビタミンAが必要
ビタミンCグルコースからビタミンCを合成できる
フードに充分なグルコースが含まれていれば摂取不要
ビタミンK健康なら腸内細菌によって生産されるので不要
猫に必要な栄養素

猫と犬や人では体内で生成できる栄養素が違ったりするので、ドッグフードを与えるのはNG!
人の常識を当てはめるのも猫の健康を保てないので注意してね

摂取カロリのー目安とフード量の計算方法は?

愛猫の摂取カロリーの目安を知っておきましょう。

キャットフードのパッケージには、体重と一日のフード量が表示されていますが、メーカーによって多少基準が違うので、一度自身でも確認してみるといですね。

基準となる体重は『理想体型』での体重なのを忘れないで!
ぽっちゃり猫ちゃんの体重で計算しちゃうと多過ぎちゃうよ!

【カロリー計算方法】
体重2㎏以上の猫

【標準体型の健康な成猫】
必要カロリー量=(体重×30+70)×1.2

【太り気味が気になる成猫】  
必要カロリー量=(体重×30+70)×1.0 

※体重:理想体型での体重
肥満気味:今の体重÷1.15を目標体重
太り過ぎ:今の体重÷1.30を目標体重
それぞれ目標体重で計算する

引用元:『新版しぐさでわかるネコの健康と病気』監修:竹内ゆかり


それでは具体的にカロリーとフード量を計算してみましょう。

条件(例)
【キャットフード】:406kcal / 100g

【標準体型猫】:3.7㎏
【太り過ぎ猫】:7.0㎏

【体重3.7㎏の標準体型猫】

(3.7㎏×30+70)×1.2=217.2kcal
一日フード量の目安=53g

【体重7.0㎏の太り過ぎ猫】

7.0㎏÷1.30=5.4㎏(目標体重)
(5.4㎏×30+70)×1.0=232kcal
一日フード量の目安=57g

標準体重は猫種や骨格で異なるので、体型チェックをしてから計算してね
体型チェックの仕方は下のBCSチェック表を参考するといいよ!

引用:日本ヒルズコルゲート株式会社

ボディコンディションスコア(BCS)は、動物の体脂肪レベルを評価して、良好な身体状態であるどうかを判定するためのツールです。

上から見た姿や、肋骨などを触った感触で判断します。

普段のスキンシップの中で簡単にできるチェックなのでやってみてくださいね。

STEP
原材料を確認

まず原材料の見方だけど、載っている順番に多く使用されている材料なのは知っている?

それ聞いたことある!
化粧品とかもそうだよね?

そうそう!
それと同じように順番に原材料をチェックしてみて

こんな風に表示されています↓↓↓

引用:ヒルズサイエンスダイエット アダルト1~6歳

原材料は主に「肉系」「魚系」「肉+魚」があります。

どちらにするかは愛猫の好みで大丈夫ですが、できるだけ具体的に何のどんな肉なのか?などがわかるフードだと安心です。

「チキン」「ターキー」「ささみ」「マグロ」「白身魚」「サーモン」…等々

トウモロコシや小麦などの穀物を主原料にしているフードもあります。

猫は炭水化物などの糖質を消化するアミラーゼの分泌が弱いため、糖質をエネルギー源にする能力が低く、消化不良・アレルギー・肥満の原因になります。

獣医師南部美香さんは
『0才から2才のネコの育て方』の著書の中で、「生後6ヶ月~1才までにプレミアムフード以外のものを食べると肥満体質になる」
と言っています。
そして「発育期の肥満は肥満細胞の数を増やす」そうです。

そういったことから、穀物を使用しない「グレインフリー」のキャットフードが良いという意見が多いのが事実です。

一方必ずしも「グレインフリー」である必要はないという意見もあります。

獣医師臼杵新さんは、著書『猫にいいものわるいもの』の「グレインフリーフードってどうなの?」のなかで以下のように言っています。

米食品医薬品局が最近犬の拡張型心筋症にグレインフリーフードが関連している可能性があるという調査結果を発表。

拡張型心筋症の90%以上でグレインフリーフードを与えていた。

穀物アレルギーなどの猫にグレインフリーフードは理にかなっているが普通の猫に与えるのは不自然(一部抜粋)

筆者は獣医師や有名な動物行動学者の方々の猫関連の書籍を多数読みました。

その中で穀物不使用の「グレインフリー」のキャットフードにするべきかどうかは、その方の考え方によって違っていたんです。

え~
それじゃ結局どっちがいいのか分からないよ

そうだよね
私も迷ったよ

そこで
穀物を使用しているというだけで、悪いフードなのか?
何が大切なのか?
を考えたよ

各メーカーごとに「思い」があってつくられています。

その思いが
猫にとって意味のあることなのか?またはコスト削減重視で作られているのか?は私たちが賢く判断しなければならないことです。

疑問がある場合はカスタマーセンターなどに問い合わせをしてみると答えてもらえるので、その対応で決めてもいいでしょう。

キャットフード選びで大切な事
  • 月々キャットフードにかけられる金額はいくらか?
  • 【キャットフード選び5ステップ】を確認
  • 原材料の一番が穀物のフードは避ける
  • 不安は直接メーカーに確認
  • 「ミール」使用は避けるか、メーカーに内容確認(ミール=悪ではありません)
筆者個人の
意見です

愛猫がいくら可愛くても、「どれだけお金を掛けられるか」はそれぞれ違いますよね。

だから無理はせず、でも賢くキャットフードを選択することが、飼い主としての義務だと考えています。

何も考えすに「猫がよく食べるから」という理由で選択しないでね!
子供のお菓子と一緒だよ

STEP
添加物をチェック

あと一息
添加物についてチェックしよう

やっぱり猫に添加物って危ないの?

猫は本来ネズミなど新鮮な獲物を捕まえて食べるので、解毒能力が低く、化学物質の添加物など人工的な物質に弱い生き物なんだよ

人の食品の添加物は「食品衛生法」で432種類の添加物が規制されています。

一方「ペットフード安全法」では4種類しか規制がないのが現状です。

チェックする添加物
  • 合成着色料
  • 酸化防止剤

★着色料は猫には不要
合成着色料「〇色△号」に注意

★酸化防止剤は天然由来のものならOK
「ミックストコフェロール」
「ローズマリー抽出物」……等々

主に2つ!

酸化防止剤は主にドライフードの脂質の酸化防止に使用されています。

合成の着色料や酸化防止剤は発がん性が指摘されているものもあるので、使用されていないか、天然由来のものをえらびましょう。

キャットフードの与え方・変え方・保存方法

ここからは選んだキャットフードの実践編!
筆者のずぼらミニマリスト的保存方法も紹介するよ

キャットフードの与え方

与え方ポイント
  • 生後6ヶ月まで➡数時間おきにこまめに
    6ヶ月以降➡3〜5回に分けて
  • 目分量ではなく1日分を計って
  • おやつや副食は1日のカロリー量の10%までとし、その分総合栄養食を減らす
  • 夏はウエットフードで水分補給

生後6ヶ月まで➡数時間おきにこまめに
6ヶ月以降➡3〜5回に分けて

人は朝昼晩と数回に分けて食べている方がほとんどですよね。

猫は胃が小さいため本来なら「少しずつたべ、空腹を感じたら食べる」と言うのが自然です。

そのため猫の自然に任せていると、夜中でもボリボリとご飯を食べています。

狩猟本能を刺激するためにも、常に食べられる様にしておくのではなく、時間を決めて与えるほうが良いよ

空腹になり過ぎると一度にドカ食いをしてしまい、胃の小さい猫は消化不良や嘔吐をしたり、肥満の原因になるので、ちょこちょこ食べられる様にした方が良いよ

反対の意見でどっちが正しいのか分からないよ

迷うよね。
でもやっぱり大切なのは、愛猫の個性・好み・体調と家族の生活スタイルをうまく組み合わせることだと思うよ

例えば…

ちょこちょこ食べの猫
一度にまとめて食べられる猫
  • いつでも食べられる様に常に出しておく
  • 傷みにくいドライフードにする
  • 1日分全てを出しておくのではなく、できる範囲で一度に出す量は少なめにして、フードの香りがたつようにする
  • 長時間帰宅できない場合は、自動給餌機を使う
  • 夜中2〜3時に起こされたら与えるか、夜の分として少し出しておく
  • 1日分を3〜5回に分けて時間を決めて与える
  • 家族の生活スタイルと合いそうなら、合わせてみる

大切なのは猫が体質に合った食べ方をできるかどうかなんだね!

目分量ではなく1日分を測って与える

慣れてきて「だいたいこれくらい」といった目分量で与えちゃためだよ!

目分量の積み重ねが肥満の原因になる場合があります。

総合栄養食は、猫の健康に必要な栄養素を適切に入れてくれています。

1日分量を守りましょう。

標準体重での「一日量」「一日カロリー摂取量」にする

ただし1日分を食べきれなくても、痩せすぎず元気にしていればそれがその子の適量です。

大丈夫。

もし余りにも食欲がなく、急激に痩せてしまうようなら、獣医さんに診てもらってください。

おやつや副食は1日のカロリー量の10%までとし
その分総合栄養食を減らす

おやつの与え方には2パターンあるよ
1つはランダムに与える方法
2つ目は決まった時に与える方法

獣医師の藤井康一さんは著書『家ねこ大全285』のなかで「おやつ」について以下のように言っています。

週2回と決めたら、上げる日はランダムにする。
人にとってギャンブルの興奮は免疫力をあげるといいますが、猫もおなじ。
「もらえた!」というワクワク感と興奮がより高くなり免疫力アップにつながる。

一方規則的に与えると「しつけ」に役立つ。(一部抜粋)

おやつは猫が喜ぶように味や匂い付けがされています。

もりもり食べてくれるとつい可愛くてあげたくなってしまいますが、1日のカロリー摂取量の10%までにしましょう。

その場合は総合栄養食をその分減らします。

愛猫にずっと健康でいてもらうためにそこはぐっと…堪えましょう(^_^)

季節による使い分け

猫は少量の水でも生きていける体の構造になっています。

しかしあまりに飲む量が少な過ぎる場合や、夏場の熱中症の危険がある場合は、水分量の多いウエットフードを取り入れるのも一つの方法です。

キャとフードの変え方

キャットフードは種類がたくさんあって、「愛猫のNo. 1」を模索したくなりますよね?

でもコロコロ変えるのは猫にとって負担になるんです。

キャットフードを急に変更すると、消化不良で下痢などの原因になるから注意して!

また、猫は環境の変化をストレスに感じることも多いので、その意味でもフードの変更を慎重にしましょう。

変えたい場合には1週間ほどかけて少しずつ新しいフードの分量を増やして移行しよう

どれくらいずつ増やせばいいの?

フードのパッケージに移行の方法が記載されていることも多いよ。例えばこんな感じ↓↓↓

引用:ヒルズサイエンスダイエット アダルト1~6歳

 

だいたい今までのフードに新しいフードを4分の1くらい加えるところから始めてみて。
4分の1→半分→4分の3→全部
と数日ずつ与える量を増やしていこう。

キャットフード移行時期は、愛猫の体調をよく観察しましょう。
特にうんちには注目!

キャットフードの保存方法

開封したキャットフードの賞味期限は以下の通りです。

ウェットフード
ドライフード
  • 開封後その日のうちに食べきる
  • 開封後も密閉して保管すれば1ヶ月程度

ここで問題になるのがフードの保存方法ですね。

冷凍庫OK
冷蔵庫NG
  • ドライフードなら袋などで、ウエットフードなら製氷皿などで小分けにして冷凍保存し、使用する分だけ取り出す
  • 冷蔵庫から出した際に、室温との温度差で結露し、フードが湿ってしまう

ドライフードは開封しても、高温多湿を避ければ1ヶ月程度なら常温保存でも大丈夫です。

ただしその間も酸化がすすみ、風味が落ちてグルメな猫の場合は食が進まなくなる可能性があります。それを防ぐために小分けにしたり、密閉グッズを使うのも良いですね。

筆者もドライフードの密封・密閉を色々と模索しました。

密閉容器に小分けにして移し替えたりしましたが、移す手間、容器を洗う手間があり、しかもドライフードって結構かさばるので、容器がたくさん必要になります。

そこでずぼらミニマリスト的オススメグッズがこちら↓↓↓

こちらは袋ごと入れるので、面倒な移し替えの手間や容器を洗う手間がありません

もちろんキャットフード以外の食べ物などにも使用可能なので、汎用性もあります。

そして何より「真空」できるので、フードをより新鮮に保つことができます。

機能だけではなく、ミニマリスト的には見た目も大事。
シンプルなバケツ型でお部屋に置いておいてもオシャレ

愛猫にも飼い主さんにも嬉しいことだらけですよね!

そしてさらに……

 ずぼらミニマリストな筆者が色々考え、試した末に行き着いた保存方法を紹介します!

※ただし下記の条件のもと行っていますので、当てはまる方のみお試し下さい

ずぼらミニマリスト的保存方法の条件
  • 1ヶ月分くらいのフード量
  • ドライフード
  • 飼い主がずぼらであること
  • 洗い物を増やしたくない
  • 最小限の労力で保存したい
  • 最小限の手間でフードを用意したい
  • 猫もずぼらであること
ずぼらさんに
オススメ!

 ずぼらミニマリストが
お気に入りでやっている方法はこちら↓↓↓

【ダイソー袋用クリップ】

このグッズを使用してフード袋に口を作ってるよ!
これなら袋の口を小さく斜めにカットするので、必要以上に空気に触れないしね(^_^)v

キャットフードの袋の口って「マチ」の部分がくっついてて、「ざざー」っと出すには「マチ」にフードがはさまる。

何かですくって出すには口が小さくて、出しにくい( ̄^ ̄)

この方法にしてからは、口から「ざざー」っと1日分を入れる容器に移すだけです。

もちろん分量を計って下さいね。

移した後は空気を出来るだけ抜いてからフタを閉めます。

このフード袋をこのフードストッカーに入れれば完璧(^_^)v


筆者が試したなかで、もう少し口が大きくて丸い形の物はうまくはめられませんでした。(筆者かなりの不器用)
やり方の問題かもしれませんが、しっかり固定されずに「ぽろっ」て取れちゃいました。

筆者愛用のタイプは無理やりはさむタイプなので、しっかり固定されます。

食欲がない時の原因と改善策

猫の食欲がない時の主な原因
  • キャットフードが気に入らない
  • お皿が気に入らない
  • 歯周病・口内炎
  • 鼻炎・副鼻腔炎……等々

キャットフードが気に入らない

猫は食べ物の好みがはっきりしている子が多いです。

初めは少量のキャットフードを購入して、愛猫の好みに合わないようだったら他のフードを試してみましょう。

また猫は目より鼻がよくきくため、味より風味でフードを食べます。

【オススメ!】
・ドライフードに香りの強いウェットフードやかつお節などをトッピング
・フードをレンチンして香りをたたせる(熱すぎに注意)

お皿が気に入らない

「ひげ」がお皿に当たるのを嫌がる猫もいます。

お皿の高さ・素材・大きさなど愛猫の好みをさがしてみましょう。

歯周病・口内炎

歯周病や口内炎にかかると痛みから食欲がなくなったり、口臭が強くなったりします。

口内炎は重大な病気の恐れもあるので、食欲がない・よだれが出ている・口臭が強いなどの症状があったら、早めに病院を受診しましょう。

歯周病もそのままでは治らないので受診が必要です。

鼻炎・副鼻腔炎

鼻が強く風味でキャットフードを食べる猫が、鼻炎や副鼻腔炎によって食欲が落ちることもあります。

感染症などのことが多いので、鼻水・くしゃみ・口呼吸などの症状がみられたら病院を受診しましょう。

キャットフードの選び方5ステップまとめ

今回は初めてキャットフードを購入する方が、愛猫のためにより良いフード選びができることを目的に記事を進めてきました。

キャットフードの選び方5ステップ
  • 【STEP1】総合栄養食を選ぶ
  • 【STEP2】年齢・症状別に絞る
  • 【STEP3】栄養面をチェック
  • 【STEP4】原材料を確認
  • 【STEP5】添加物をチェック

皆さんのキャットフード購入の際に是非お役にたてたら嬉しいです。

今回もお時間をさいて最後までお読みいただきありがとうございました 管理人:Chieri

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