こんにちは!
ペット栄養管理士&ずぼらミニマリストのChieriです。
初めて猫をお迎えする方法は主に3つ、「ペットショップ」「キャットブリーダー」「保護猫」です。
今回は「キャットブリーダー」について解説していきますが、いざ探すとなると疑問や不安がありませんか?
- キャとブリーダーってなに?
- キャットブリーダーってどうやって探すの?
- 信頼できるキャットブリーダーを見分けるコツは?
- キャットブリーダーからお迎えするメリットは?
なかには猫にとって良くないブリーダーも多く存在するのが現状です。
みなさんがそんなブリーダーを選ぶことで残念な思いをしたり、不幸になる猫を増やしたり、良くないブリーダーを増やす原因にならないために、この記事で詳しく解説していきます。

ブリーダー選びは皆さんの猫ライフが、充実して幸せなものになるか、「こんなはずじゃなかった」となるかの大切なポイントだよ
この記事では良いブリーダーの見分け方を、10のポイントにまとめて解説。
最後まで読めばば自分で良いブリーダーをみつけて、唯一無二の「うちの子」と出会う助けになります。
\ まずはキャットフードを用意しよう‼ /
キャットブリーダーはどんな仕事?資格はいるの?


キャットブリーダーとは?
- 主に血統書がついている猫種の繁殖をして猫を飼いたい方に販売する職業
- 血統書つきの猫ちゃんを産んでもらう父猫、母猫の飼育もおこなう
- 動物取扱業の登録と動物取扱責任者の資格が必要
ブリーダーは自分が扱っている猫種についての深い知識があり、飼い主さんに合った猫ちゃんとの出会いをサポートしてくれます。
良きブリーダーは猫種の特性を理解して良好な環境でのびのびと育てます。
ブリーダーとなるための資格として、動物取扱業の登録と動物取扱責任者の資格が最低限必要なのですが、ブリーダーのなかでも『キャッテリー』といわれる方たちがいます。
キャッテリーとは……
アメリカを拠点とした二つの団体TICA(The International Cat Association)とCFA(Cat Fanciers Association)どちらかの正式な認定を受け、登録ナンバー証のある純血猫のブリードを行っている方のこと
※猫の血統書は色々なクラブから出されています。
しかし現在世界的に認められている正規の血統書は、『TICA』か『CFA』が発行しているものに限られます。
キャッテリーかどうかは判断基準の一つであって、最低条件だけを満たしているブリーダーだから知識不足であるとか悪いとか、キャッテリーだから絶対優良と一概にはいえないので要注意です。



「ブリーダー」には個々で知識や運営の志に大きな差があるよ。まずここではキャットブリーダーってどんな人たちなのか分かればOK!
キャットブリーダーからお迎えするメリット


猫ちゃんをブリーダーからお迎えするメリットは、以下のことがあげられます。
キャットブリーダーのメリット
- 好みの猫種や性別を特定してお迎えすることができる
- ブリーダーに愛情をかけられて育てられているので、人慣れしている子が多い
- 先住猫がいる場合は性格や相性を、ブリーダーに確認しながら決められる
- 親猫の様子も見せて貰えることが多いので、見た目や性格などの予測がつけやすい
- 知識が豊富でお迎え後も猫ちゃんのことを相談できる
- ブリーダーによっては猫グッズなどを、貰える場合がある
- 生後56日以上でないとお迎えできないが、その間目当ての子の様子をブリーダーから聞いたり見学させて貰って、成長を見守れる
- ペットショップより中間手数料がかからない分お迎えの費用を抑えられる
- ブリーダーと飼い主のためのマッチングサイトなどがあるので、全国のブリーダーから探すことができる
キャットブリーダーからお迎えする最大のメリットは、①全国のブリーダーから猫種を特定して探せること、②気になった子が成猫になったときの性格や容姿がある程度予測できることです。
猫種を特定できることで猫種特有の性格を予測できるだけでなく、抜け毛が多い、少ないや、シャンプーやブラッシングの頻度などがわかります。



希望の猫種にどんな特徴があるのかブリーダーからしっかり教えてもらってね
またブリーダーのもとには親猫もいるので、親猫の性格や容姿からお迎えしたい子の将来の性格や容姿、体格などの予測が可能。
前もって性格が分かると先住猫との相性や、飼い主さんの生活スタイルと合っているかを事前に予測することができます。
性格がやんちゃな猫だと、カーテンにのぼってビリビリ!壁もボロボロ!なんてことは良く聞く話。
毛が抜けづらければお掃除の手間がはぶけ、シャンプーやブラシの頻度が少なければ、生活が忙しい方の負担が軽減します。



具体的に猫との生活をイメージして、猫も飼い主も無理なく幸せに暮らせるかイメージすることが大事だよ
ずぼらミニマリスト的には特に、ある程度性格がわかってお迎えできることは大きなメリット。
もちろんお迎えした子がどんな性格になっても、最後まで愛情をもって暮らすのは大前提。
でもお部屋を楽して綺麗にしておきたい!というずぼらミニマリストにとって、共にお部屋を綺麗に使ってくれそうな子だったらもっと嬉しいのです。
優良ブリーダーの見わけ方10のポイント


これから「優良ブリーダーの見分け方10のポイント」についてお話ししていきますが、前提として優良ブリーダーであればあるほど、逆に飼い主の飼育環境や家族構成についても聞かれることもあることを頭に置いておきましょう。
優良ブリーダーの見分け方10のポイント
- 動物取扱業の登録と動物取扱責任者を常勤させている
- 住所や経歴など身元がはっきりしている
- キャッテリーである
- 飼育環境を快く見せてくれる
- 両親猫を見せてくれる
- 譲った後のサポートや保障がしかっりしている
- 流行の猫ばかリを扱ったり、多数の猫種を扱いすぎていない
- ワクチン接種や血統書の確認ができる
- 生後56日以内の子猫を扱っていないか
- 人柄や飼い主との相性



法律の言葉は「なんだか難しそう!大変そう!」と思うかもしれないけど、【ふきだし】のところを読んでいくと内容は分かるようになってるよ
1.動物取扱業の登録と動物取扱責任者を常勤させている
保健所のWebページなどで『動物取扱業の届け出番号』の登録があるか確認
『動物取扱業の登録と動物取扱責任者を常勤させている』とは、どんな職業でもあるような基準や届け出のことで、そんなに厳しい条件ではありません。
ですからこのポイントは優良というより、ブリーダーを営むうえでなくてはならない最低条件です。
動物取扱業の登録とは……
第一種動物取扱業者は動物愛護管理法により、事業所・業種ごとに都道府県知事または法令指定都市の長の登録をし、命ある動物を扱うプロとして、適切な取り扱いが求められている。
そのために守るべき基準や義務がある
※環境省ページ参考



↑↑↑
動物を扱うプロとしての登録をちゃんとしてね!
特に犬・猫を販売する業者には追加の義務がありますよ!
動物取扱責任者とは……
「動物取扱責任者」という資格があるわけではなく、動物取扱業者(社長)が常勤の職員(社員)の中から、専門的知識や技術について一定の要件を満たす職員を動物取扱責任者に任命する
動物取扱業者が動物取扱責任者を兼ねることもある
※さいたま市HP参考



↑↑↑
動物を扱う業者は資格や知識のある人を「動物取扱責任者」として常勤の中から任命してね
社長でも、社長じゃなくてもいいよ!
「動物取扱責任者」の任命には、選ぶ基準となることができる人の条件が決められています。※さいたま市HP参考
興味のある方・さらに詳しく知りたい方は、環境省のぺージやさいたま市のHPを参考にしてください。
2.住所や経歴など身元がはっきりしている
いくらネットのサイト上で猫ちゃんを探せるとはいえ、身元が分からない人や会社から大切な猫を迎えるのは危険です。
実在の住所が記載されていて、経歴・身元がわかるブリーダーか確認
「動物取扱責任者」は資格や実務経験が必要
以下の資格や卒業・実務経験の条件をクリアしている人が「動物取扱責任者」になっているかも、経歴や身元確認のひとつの目安です。
動物取扱責任者に必要な資格・実績
獣医師
愛玩動物看護師
資格※1&実務経験6か月以上
卒業※2&実務経験6か月以上
※1 環境省「動物取扱責任者の要件として認められている資格試験一覧」参照
※2 獣医学、動物看護学、畜産学などを学ぶ大学、専門学校などの教育機関
3.キャッテリーである
TICAとCFAどちらかの正式な認定を受けているキャッテリーか確認
キャッテリーだから優良であるとは限りませんが、目安の一つになります。
キャッテリーとは……
アメリカを拠点とした二つの団体TICA(The International Cat Association)とCFA(Cat Fanciers Association)どちらかの正式な認定を受け、登録ナンバー証のある純血猫のブリードを行っている方のこと
※猫の血統書は色々なクラブから出されています。
しかし現在世界的に認められている正規の血統書は、『TICA』か『CFA』が発行しているものに限られます。
4.飼育環境を快く見せてくれる
気になる猫がいたらブリーダーに連絡をとり、猫と実際の飼育環境を見学させてもらう
衛生的な環境でのびのびと愛情をもって育ててもらっているか確認
飼育環境を見学できる場合には、事前に環境基準や対面説明の内容などを把握し、適切な質問ができるようにメモなどしておくと聞き忘れがないのでおすすめ。
質問に対して誠意ある対応をしてくれるブリーダーなら、お迎えした後も安心して相談できますよね。
動物取扱業者には、守るべき基準としての「環境整備」と「対面説明の義務」があります。
環境設備とは以下の項目は、①広さや空間の確保②給水・給餌器具・遊具設置③1日1回以上の清掃④逸走防止です。
対面説明の義務(18項目)
動物(哺乳類・鳥類・爬虫類)を販売する場合には、あらかじめ、動物を購入しようとする者に対して、事業所においてその動物の現状を直接見せる(現物確認)と共に、その動物の特徴や適切な飼養方法等について対面で文書(電磁的記録を含む)を用いて説明(対面説明)することが必要となります。(例えばインターネット上のみで売買契約を成立させることは禁止されています。)



対面説明をする項目は18項目ありますから、こちらを参考に説明を聞いたり、質問をしてみるのもいいよ
実際の飼育環境を見せたがらない場合は、不衛生であったり、設備基準を満たしていなかったり…と何か後ろめたいことがあるかもしれません。
猫の健康や生活環境に関心のない「売れればいい」というブリーダーでは、子猫が病気になっていることもあり、それを知らずにお迎えした飼い主さんとミスマッチが起こりやすくなります。
命の運命を決める大切なプロセスです。必ず一度は出向いて確認しましょう。
5.両親猫を見せてくれる
両親猫の見学させてくれるか確認
メリットのところでもお伝えしたように、両親猫を見せてもらうことで子猫の性格や見た目の予測ができます。
悪いブリーダーでは、子猫は商品なので良い環境で飼育していても、両親猫の環境は劣悪な場合もあります。
ただ繁殖のためだけに利用され、不衛生で狭いゲージの中で、身体の負担も考えてもらえずに頻繁に妊娠・出産させられている猫たちがいます。
そんなブリーダーの場合は両親猫を見せてくれないでしょう。
飼育環境や健康に気を配ってもらえない両親猫は、病気になりやすく子猫にも影響を与えるときもあります。



ただし出産後や子育て中の母猫は神経質になっていることが多く、「ストレスを与えないため」「病気などを外から持ち込まないため」に見学をひかえてもらうブリーダーもいるので、他のポイントと合わせて判断していくよ
猫探しでペットショップや他のブリーダーを回っている人は要注意。
きちんとしたブリーダーなら病気を持ち込まれることを嫌うため、数週間以内に他で猫に触れた場合は、見学を断られる場合もあるので、事前に確認が必要。
6.譲った後のサポートや保障がしかっりしている
お迎え後のサポートや保障を確認
ブリーダーとすぐに連絡がとれるかも確認
優良ブリーダーは愛情をもって手塩にかけて育てた猫ちゃんたちが、幸せになることを願っています。
そんな優良ブリーダーはお迎え後もずっと相談にのってくれたり、アドバイスをくれたりと、サポートと保障がしっかりとしています。
7.流行の猫ばかリを扱ったり多数の猫種を扱いすぎていない
「売る」目的で流行の猫種ばかりを扱って、知識が浅く愛情がなかったり、多数の猫種を扱いすぎてキャパオーバーになっていないか確認
優良ブリーダーは扱っている猫種に対して深い知識と経験があります。
その知識と経験をいかして愛情をもって猫たちを育てます。
情熱をもって猫ちゃんたちを育てていれば、おのずと手間と時間がかかってしまうのがブリーダーの仕事。
以下のことを考えてブリーダーを見極めましょう。
- 流行の猫ばかリを扱っていて知識不足でないか?
- 手間と時間が必要なのに、抱えきれない頭数を繁殖させてないか?
- 遺伝的疾患をともなう繁殖や近親交配などをしていないか?



「遺伝的疾患」や「近親交配」については、ブリーダーの登録要件が厳しいブリーダー検索サイトを探してみるのも一つの方法だよ
登録要件の厳しいサイトでは、「遺伝的疾患」や「近親交配」をしないブリーダーが登録要件になっているところもあるので安心。
いいご縁に恵まれるために、私たちも勉強が必要です。
8.ワクチン接種や血統書の確認ができる
【3つの確認事項】
生後8週間前後に最低1回のワクチン接種をしているか?
CFA・TICAまたはその傘下の血統書があるか?
両親猫もワクチンを接種してもらっているか?
両親猫が病気では子猫の健康にも影響する場合もあります。
子猫のためはもちろん、両親猫も生き物のとして大切にしているブリーダーかどうかの判断基準にもなります。
9.生後56日以内の子猫を扱っていないか
生後56日を越えている子か確認
56日齢以下の販売制限は、「動物愛護管理法」の「犬猫等販売業に関する上乗せ基準」で定められています。
生後間もない子猫を親猫から離すと、母乳の免疫を得ることができません。
また、生後2か月間ほどを親・兄弟と育っていない子は社会性が身に付かないことがあります。



社会性か身についていないと、他の動物などに慣れづらく、人間にとって問題行動とされる行動が多くなる場合もあるよ
10.人柄や飼い主との相性
是非直接会話をして、人柄や自分との相性を確認
サイト内の口コミも参考にする
ブリーダーとは猫ちゃんを通してずっとのお付き合いです。
優良ブリーダーだとしても、自分と相性が合わなかったらストレスになってしまいます。
スキルだけではなく、人柄や相性も確認しましょう。
キャットブリーダーの探し方


現在では「ブリーダー検索サイト」やブリーダー個人で運営しているサイトがあるので、そこから全国のブリーダーと知り合うことができます。



希望の猫種がある場合は【猫種×ブリーダー】のように検索すると、その猫種を扱っているブリーダーがでてきるよ
「ブリーダー検索サイト」では、そのサイトに登録するための条件が厳しいところもあるので、その登録条件をみて信用できそうなサイトに登録しているブリーダーから選ぶのも一つの方法です。
サイト内での口コミも参考になりますね。



個人で運営しているサイトではそのブリーダーの個性や信念が色濃く出ていることが多いよ
考え方や活動内容、自分との相性なども考えながら見てみるといいよ
注意点は、全国のブリーダーから探せるとはいえ、移動距離が長いとストレスや乗り物酔いなどから体調不良になってしまう場合もあるということです。
猫に負担をかけないために、できるだけ近郊から探しましょう。
猫が幸せになるためにできること


ブリーダーには優良ブリーダー、悪徳ブリーダーと言われる業者とその中間に位置する数多くのブリーダーたちがいます。
日々SNSなどで「多頭飼育崩壊」などという言葉を目にします。
そこには悲惨な飼育環境から保護された猫がたくさん。
悪徳ブリーダーは可哀そうな猫を増やします。
ブリーダーはペットショップとも取引があり、あなたがお迎えしようとしているペットショップの猫も、良くないブリーダーから来た子たちかもしれません。
可哀そうな猫たちを増やさないために私たちができることは、ブリーダーを見る目を養うことです。



一人でも多くの人が「優良ブリーダー」から猫をお迎えすることによって、良くないブリーダーを減らす助けになるよ
それは幸せな猫ちゃんを増やすことでもあります。
ブリーダーから猫ちゃんをお迎えしようと考えている方は、是非実情を知ってからブリーダー選びをしてください。
優良ブリーダーの 見分け方10のポイントまとめ
優良ブリーダーの見分け方10のポイントとキャットブリーダーから猫をお迎えするメリットをお話ししました。
優良ブリーダーを見分けることは、猫と飼い主がずっと幸せに暮らすためにとても重要なこと.
いよいよお迎えする猫が決まったら、トイレ、食器、キャットフード、キャリーケースは最低限必要な物です。
トイレの砂を少し貰って新しいトイレの砂に入れておくと、スムーズにトイレを覚えてくれます。
また環境に慣れるまではブリーダーの方が与えていたキャットフードと同じものを用意しましょう。
環境に慣れたら、少しづつ他のフードを混ぜて変更してあげるといいですよ。必ず「総合栄養食」を用意します。



当サイトは「猫の体は食べ物からできている」をテーマに、良質キャットフードを紹介しているよ!参考にしてね!
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