猫の肥満にダイエットフードはNG⁈ 3つのダイエット法~カロリー計算法とフード変更の仕方を解説

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こんにちは!

ずぼらミニマリストのCheriです。

「うちの子最近ぽっちゃりしてきたな~でもそこが何ともかわいい♡」

という飼い主さんいますよね?

ぽっちゃりにモフモフしたら一日の疲れや嫌なことも帳消しになっちゃうよね(*´▽`*)

でもでもでも!

ぽっちゃりや肥満の状態だと愛猫が病気で苦しんだり、一緒にいられる時間が短くなってしまったりするかもしれません。

だから愛猫との楽しい時間を過ごすために、ダイエットのことを知っておきましょう!

ダイエットするならダイエットフードにすればいいんでしょ?

ダイエットフードはもちろん成分が配慮されているけど、必ずしもダイエットフードがいいってわけではないんだ。

ダイエットフードを使ってOKな場合とNGな場合も説明していくよ

最初は皆さんが気になっている「ダイエットフードを使ってO.KなときとNGなとき」を解説しますね。

その後は「どんな猫ちゃんがダイエットが必要か?」「ダイエットの方法」や「カロリー計算」に進んでいきます。

ダイエットを考えている猫ちゃんはもちろん、標準体型の猫ちゃんにも活用できる内容となっているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

こんな真面目な記事を読んでくれている飼い主さんはとても愛猫思いの方だと思います。

最後まで読んでくれたら、周りの飼い主さんとは格段の差ができていることでしょう。

この記事で分かること
  • ダイエットフードってNG?
  • ダイエットが必要なのってどんな猫?
  • ダイエットにかける期間
  • ダイエット3つの方法
  • ダイエットの注意点
  • 1日の必要エネルギー要求量(カロリー)とフード量の計算方法
  • キャとフード基本の与え方
  • キャットフードの変更の仕方
タップできる目次

ダイエットフードってNG⁉︎

ダイエットに大切なことは、カロリーコントロールです。

単にダイエットフードを与えているだけでは痩せないこともあります。

ダイエットフードと他のフードでは何がちがうの?

ダイエットフードは他のフードに比べて、食物繊維が多く配合されているのが大きな特徴だよ

食物繊維を多く配合することによって、満足感が得られ、ダイエットのサポートになります。

他のフードの食物繊維が5%前後なのに対し、ダイエットフードは15%前後になっています。

ダイエットフードがNGってどういうこと?

全ての猫ちゃんがNGってわけじゃなくて、「向いている子と向かない子がいるよ」ってことなんだ

ダイエットフードに向いている子(OK)と向かない子(NG)は次の通りです。

【ダイエットフード】

OK
NG
  • 何でも良く食べてくれる子
  • 食べても食べても欲しがる子
  • うんちが良好な子
  • 持病で療養食の子
  • お腹の調子を崩しやすい子
  • アレルギーなど体に合わない食材がある子
  • 偏食な子

O.Kポイント❕

  1. 何でも良く食べてくれる子
    割と何でも抵抗なく食べてくれる猫ちゃんは、ダイエットフードに変更しても、ストレスが少ないのでO.K!
  2. 食べても食べても欲しがる子
    普段の食事で出したら出しただけすぐに食べてしまって、もっともっとと欲しがる猫ちゃんは、満腹感を感じやすいダイエットフードが向いています。
  3. うんちが良好な子
    お腹を崩しにくくて、うんちが良好な猫ちゃんは、調子を崩さずにダイエットフードへの切り替えができます。

NGポイント❕

  1. 持病で療養食の子
    持病があって療養食を食べている猫ちゃんは、獣医師の指導のもとにその病気に合った療養食を食べています。
    優先するのは持病に合わせたフードなので、ダイエットをする場合は獣医師と相談して療養食を減量する方法が良いです。
  2. お腹の調子を崩しやすい子
    ダイエットフードは繊維が多いため、お腹の弱い猫ちゃんは下痢や軟便になってしまうことがあります。
  3. アレルギーなど体に合わない食材がある子
    アレルギー源が分かっている場合は、その食材を避ければOKですが、はっきりと分からない場合は症状が酷くなってしまう場合もあります。
  4. 偏食な子
    好き嫌いの激しい猫ちゃんは、ダイエットフードにすることで食べなくなってしまう恐れがあります。
    その場合はいつものフードのカロリーを調整する方法をにします。

まず何よりも大切なことは、猫ちゃんが美味しく食べてくれることから身体も心も健康になります。
ダイエットのために食べなくなってしまったり、体調を崩してしまったら猫ちゃんファーストではなくなってしまうのでそこを一番に考えましょう。

猫の健康的な食事は総合栄養食からです。

高タンパク低糖質で質のいいキャットフードを探すなら「おすすめのキャットフード」を価格別に紹介しています。

ダイエットが必要なのってどんな猫?

ではダイエットが必要な猫ってどんな猫なんでしょう?

体格は猫種や骨格で異なるし、個体差もあるので理想体重はその猫によって異なります。

ですから体重は目安にはなりますが、それよりも「体型」が大事です。

そこで愛猫の体型チェックを簡単にできるボディコンディションスコア(BCS)というものがあります。

ボディコンディションスコア(BCS)は、動物の体脂肪レベルを評価して、良好な身体状態であるどうかを判定するためのツールです。

ボディコンディションスコア(BCS)は肋骨に触れた感触横や上から観察してどこにあてはまるかで愛猫の痩せている~肥満までの目安を簡単に知ることができるよ

この方法なら普段愛猫とスキンシップを摂っているついでに、ボディチェックができます。

日本ヒルズコルゲート株式会社さんから出している分かりやすい画像を添付するので参考にしてみてくださいね!

このボディコンディションスコア(BCS)をもとにダイエットが必要かな?と思ったら、獣医師と相談しながら無理なく進めていきましょう!

具体的なダイエットの方法は次の項目から説明しています。

ダイエット3つの方法

ダイエット法は大きく分けて3つです。

① いつもの食事量を調整する
② 獣医師の指示のもとダイエットフードをためす
③ ウェットフード中心に切り替える

流れとしては①から始めて、上手くいかなかったら②➡③とやってみます。

冒頭でもお伝えした通り、ダイエットフードに向かない猫ちゃんは変更しない方が良いですし、量を減らすことで空腹になりストレスになる猫ちゃんは、ダイエットフードを試してみます。

① いつもの食事量を調整する

いつものフードのパッケージに記載されている給餌量であげて太ってしまう場合は、今より2割カットしてあげてみましょう。

2割カットして栄養不足にならないの?

太っていいる猫ちゃんの場合は大丈夫だよ!
パッケージの給餌量はあくまで平均値だからね

給餌量の調整と合わせてやってみると良いのが、普段のキャットフードが高タンパク低糖質になっているのかチェックです。

猫は本来肉食なので、動物性のタンパク質を多く必要としていて消化もしやすい体です。一方糖質(米・小麦・トウモロコシなどの穀類)が多いと血糖値が上がりやすくなって、肥満の原因になります。

もしフードを変更しても大丈夫な猫ちゃんならこの機会に考えてみても良いでしょう。

AAFCO(Association of American Feed Control Official:米国飼料検査官協会)で定めている栄養基準から、筆者のおすすめのキャットフードはタンパク質30%以上糖質40%以下だよ

糖質は表示義務がないためパッケージには記載されていません。

だいたいの糖質rを出す方法はこれでわかります
「糖質」=100%-(「タンパク質」+「脂質」+「繊維」+「灰分」+「水分」)

計算が面倒な方、この基準に当てはまる「おすすめのキャットフード」を知りたい方はこちら↓↓↓

② 獣医師の指示のもとダイエットフードをためす

①いつもの食事量を調整するでダイエット効果が得られない猫ちゃんは、獣医師の指示のもとダイエットフードを試してみます。

ダイエットフードは食物繊維を豊富にすることで、満腹感・満足感をえることができます。

そのため愛猫のストレスを最小限にダイエットできますね。

ただし、ダイエットフードのなかには療養食の分類の物もあります。

療養食は病気や体調に合わせて栄養が配合されているフードです。

健康な猫に療養食を与え続けると必要な栄養素が不足してしまう恐れがありますので、自分で判断せずに必ず獣医師に相談しましょう。

③ ウェットフード中心に切り替える

①いつもの食事量を調整する、②獣医師の指示のもとダイエットフードをためすでもダイエット効果が得られないことはあります。

その場合はウェットフード中心の食事に切り替えてみるのも一つの方法だよ
ここで大切なのはウェットフードでも総合栄養食を選ぶこと

ドライフードは水分10%ほどなのに対し、ウェットフードは約80%ほどの水分量のものが多いです。

水は「0kcal」なのでウェットフードの方がカロリーを抑えることが可能になります。

またドライフードは製造過程で加熱・加圧する際にどうしても糖質を必要とするので、ウェットフードの方が糖質を抑えることができるのです。

加えて水分を多くとることで、猫がかかりやすい腎臓病の予防にもなり良いことがいっぱいですね。

ウェットフードは歯垢がたまりやすいっていうけど大丈夫?

そうだね、ウェットフードのデメリットとしては
歯垢がたまりやすい
ドライフードより高価
総合栄養食の種類が少ない
水分中心ですぐに空腹を感じやすい
などがあげられるね

「歯垢がたまりやすい」に関しては最近はドライフード中心でも猫の歯周病になる子が多いことから必ずしもウェットフードが原因なのではないのではないか?とも言われているそうですが、どちらにしても歯のケアは必要ということですね。

こちらのおやつは科学的に歯磨き効果があるとされているおやつになりますので、歯磨き嫌いな愛猫に取り入れても良いのではないでしょうか?食いつきもよいですよ!

話がそれてしまいましたが食欲旺盛な愛猫の場合、ウェットフードのみで満足させるにはそれなりの出費を覚悟しなければならないということもあります。

ウェットフードのメリット・デメリットを分かった上で、優先することは何か?を考えて選択していくことが大切ですね。

今までドライフードのみだった方は、少しでもウェットフードをプラスしてみるのも良いかもしれません。

ダイエットにかける期間

まず体重は1週間に1回は計って管理しよう

人間もそうですが、猫も急激に減量することは体に負担がかかります。

急激なダイエットは栄誉不足や肝臓などの臓器に負担がかあkるのでNGです。

【減量の目安】
1週間で0.8~2%ぐらいまで
【例】体重7㎏➡56~140g/1週間 224~560g/1か月

人間の感覚で見ると1食抜いたらこれくらいの体重変化ですが、身体の小さな猫にとっては大きな変化です。

無理をせずに1㎏の減量に2~3か月かけるつもりで……

実際はそうスムーズにはいかないものなので、半年~1年かけてゆっくりダイエットするイメージをもってゆったりとした気持ちで取り組もう

ダイエットの注意点

ここではダイエットでの注意点をまとめます。

ダイエット注意点
  • 体重より体型(BCS)でダイエットの必要性を考える
  • 1週間に1回は体重を計る
  • 急激な減量はNG
  • ダイエットフードの必要性はは愛猫をみて決める(獣医師に相談)
  • キャットフードは目分量ではなくスケールで計る
どれも大事

肥満は糖尿病・脂質異常症・高血圧・心臓病・脂肪肝・癌の入り口になります。

大きな病気に結びつく前に、日頃から愛猫の体調変化を見逃さないようにしたいですね。

おまけ】

ダイエット中ってやっぱり「おやつ」はNGだよね?

そんなことはないよ
カロリーで、
主食:おやつ=8:2
くらいまでならOKだよ

ダイエットはカロリーをコントロールして生活習慣の改善をすることが目的です。

減量には長期間かかりますし、目標体重になった後も愛猫の健康の為にはずっと管理していくことが必要です。

ですからあまりがちがちに考えす、肩の力を抜いてゆったりとした気持ちで愛猫との生活を楽しみながらにしましょう。

まずは愛猫も人も楽しくないとね
せっかくの猫ちゃんとの暮らしを幸せにしないと(⌒∇⌒)

1日の必要エネルギー要求量(カロリー)とフード量

ダイエットのことがわかったところで、ここからは実践編だよ!
実際に1日の必要カロリーとフード量を計算できるようにしよう

キャットフードのパッケージに記載された「給与目安」通りに与えていても、太ってしまったり、逆に痩せてしまったりする猫ちゃんがいます。

特に肥満ぎみになってしまうという場合が多いのではないでしょうか?

パッケージ記載の給与量は、様々な「ライフステージ」の猫の平均値をとったものなので、必ずしも愛猫に合っているとは限らないのです。

猫にとって必要なフードの量は、その子の体重はももちろん、「ライフステージ」(年齢、活動量、避妊・去勢の有無、妊娠・授乳中)によって異なります

まずは「1日のフード量」の出し方を知って、ダイエットの準備をするよ

私たちが知りたい「愛猫に合ったフード量」にたどり着くまでには次の順番で求めていきます。

  • 安静時エネルギー要求量(RER)を算出
  • 1日あたりのエネルギー要求量(カロリー)(DER)を算出
  • 1日のフード量を算出

いきなり難しい感じ(>_<)

大丈夫!ゆっくり進めていくから電卓を用意して読んでみて

「自分で計算したくない!」という方は1種類のフードのみ与える場合なら、獣医師広報版の猫のカロリー計算で自動で算出してもらえます(;^_^A

自分でも愛猫のために知っておきたいという方は、是非続けて読んでくださいね。

1.安静時エネルギー要求量(RER)を算出

安静時エネルギー要求量(RER)は猫が何もしせずにじっとしているだけで消費するエネルギー量のことです。

この安静時エネルギー要求量(RER)を求める方法は、推奨団体によって異なりますが、獣医師さんがよく紹介していることが多い方法を解説します。

主に2つの方法があって、特に【算出方法②】がよく紹介されてるよ

安静時エネルギー要求量(RER)】
【算出方法①】:体重に基づく計算方法
30×体重㎏+70


【算出方法②】:体表面に基づく計算方法
(体重㎏の0.75乗)×70
↓↓↓
電卓➡体重×体重×体重=√ √ ×70=

算出方法②は電卓を使うと簡単!書いてある通りに押してみて!
具体例で計算してみるよ↓↓↓

【体重3.7㎏の標準体型猫】
安静時エネルギー要求量(RER)

【算出方法①】
(3.7㎏×30+70)=181kcal

【算出方法②】
3.7㎏×3.7㎏×3.7㎏=√√×70=187kcal

【体重7.0㎏の太り過ぎ猫】
安静時エネルギー要求量(RER)

【算出方法①】
(7㎏×30+70)=280kcal

【算出方法②】
7㎏×7㎏×7㎏=√√×70=301kcal

どう?
ここまでできたかな?

うん
大丈夫そう

そうしたら次はそれをもとに「1日あたりのエネルギー要求量(カロリー)(DER)を算出してみるよ

2.1日あたりのエネルギー要求量(カロリー)(DER)を算出

安静時エネルギー要求量(RER)は成猫・肥満傾向・妊娠中・シニア猫などの「ライフステージ」とは関係なく求められた数値です。

そこで、次にライフステージに合わせた1日あたりのエネルギー要求量(DER)を求めます。

1日あたりのエネルギー要求量(DER)は「ライフステージ」や「ライフスタイル」を考慮して算出された数値

【1日あたりのエネルギー要求量(DER)】
安静時エネルギー要求量(RER)×係数

係数ってなに?

下の表の「ライフステージ」ごとの係数のことで、
これを上で求めた安静時エネルギー要求量(RER)に掛けるだけだよ

【ライフステージごとの係数】

ライフステージ係数
標準体型の成猫(未避妊・未去勢)1.4
標準体型の成猫(避妊・去勢済)1.2
活動的な猫1.6
肥満気味の猫1.0
ダイエット中の猫0.8
増量中の猫1.2~1.4
高齢猫1.1
妊娠中2.0
授乳中(自由採餌)
2.0~6.0
(子猫の数によっても異なる)
4ヶ月未満3.0
4~6ヶ月2.5
7~12ヶ月2.0
ライフステージごとの係数

それじゃあ早速さっきの猫ちゃんで続きを計算してみるよ!

【体重3.7㎏の標準体型猫】
1日あたりのエネルギー要求量(DER)
成猫(避妊・去勢済):係数1.2

【算出方法①】
181kcal×1.2=217kcal

【算出方法②】
187kcal×1.2=224kcal

【体重7.0㎏の太り過ぎ猫】
1日あたりのエネルギー要求量(DER)
ダイエット中:係数0.8

【算出方法①】
280kcal×0.8=224kcal

【算出方法②】
301kcal×0.8=241kcal

あと一息!
最後に1日のフード量を求めるよ

1日あたりのフード量

いよいよ目的の「1日当たりのフード量」を求めます。

まず用意するのは、愛猫に食べさせたいキャットフードのパッケージです。

パッケージには必ずカロリーの記載があり、「○○kcal/100gあたり」やウェットフードでは1パックあたりや1缶あたりのカロリー量になっていることもあります。

具体的に計算していくと分かりやすいからやってみよう!

【キャットフードのカロリー表示例】

【ドライフード】:400kcal / 100g
1g=4kcal (400kcal÷100g=4kcal)

【ウェットフード】:60kcal/60g
1g=1lkcal (60kcal÷60g=1kcal)

【体重3.7㎏の標準体型猫】
1日あたりのフード量
成猫(避妊・去勢済):係数1.2
ドライフードのみ

【算出方法①】
217kcal÷4kcal=54g

【算出方法②】
224kcal÷4kcal=56g

【体重7.0㎏の太り過ぎ猫】
1日あたりのフード量
ダイエット中:係数0.8
ウェット:30g

【算出方法①】
【ウェット】30g×1kcal=30kcal
【ドライ】224kcal-30kcal=194kcal
194kcal÷4kcal=49g

【算出方法②】
【ウェット】30g×1kcal=30kcal
【ドライ】241kcal-30kcal=211kcal

211kcal÷4kcal=53g

ここまでたどり着いた飼い主さんは本当にすごいです!

1日に必要なカロリー量とフード量を知っていれば、ダイエットに関係なく愛猫に合ったキャットフードの調整ができます。

是非活用してみてくださいね。

カロリー量とフード量以外のキャットフード選びのポイントはこの記事で詳しく解説してます↓↓↓

キャットフード基本の与え方

  • 総合栄養食を基本にする
  • 生後6ヶ月まで➡数時間おきにこまめに
    6ヶ月以降➡3〜5回に分けて
  • 目分量ではなく1日分を計って
  • おやつや副食は1日のカロリー量の10~20%までとし、その分総合栄養食を減らす
  • 夏はウエットフードで水分補給
基本の与え方だよ

総合栄養食を基本にする

メインの食事は総合栄養食が基本だよ

そこに「一般食」「おやつ」を加えて変化をつけます。

生後6ヶ月まで➡数時間おきにこまめに
6ヶ月以降➡3〜5回に分けて

人は朝昼晩と数回に分けて食べている方がほとんどですよね。

猫は胃が小さいため本来なら「少しずつたべ、空腹を感じたら食べる」と言うのが自然です。

そのため猫の自然に任せていると、夜中でもボリボリとご飯を食べています。

狩猟本能を刺激するためにも、常に食べられる様にしておくのではなく、時間を決めて与えるほうが良いよ

空腹になり過ぎると一度にドカ食いをしてしまい、胃の小さい猫は消化不良や嘔吐をしたり、肥満の原因になるので、ちょこちょこ食べられる様にした方が良いよ

反対の意見でどっちが正しいのか分からないよ

迷うよね。
でもやっぱり大切なのは、愛猫の個性・好み・体調と家族の生活スタイルをうまく組み合わせることだと思うよ

例えば…

ちょこちょこ食べの猫
一度にまとめて食べられる猫
  • いつでも食べられる様に常に出しておく
  • 傷みにくいドライフードにする
  • 1日分全てを出しておくのではなく、できる範囲で一度に出す量は少なめにして、フードの香りがたつようにする
  • 長時間帰宅できない場合は、自動給餌機を使う
  • 夜中2〜3時に起こされたら与えるか、夜の分として少し出しておく
  • 1日分を3〜5回に分けて時間を決めて与える
  • 家族の生活スタイルと合いそうなら、合わせてみる

大切なのは猫が体質に合った食べ方をできるかどうかなんだね!

目分量ではなく1日分を測って与える

慣れてきて「だいたいこれくらい」といった目分量で与えちゃためだよ!

目分量の積み重ねが肥満の原因になる場合があります。

総合栄養食は、猫の健康に必要な栄養素を適切に入れてくれています。

1日分量を守りましょう。

標準体重での「一日量」「一日カロリー摂取量」にする

ただし1日分を食べきれなくても、痩せすぎず元気にしていればそれがその子の適量です。

大丈夫。

もし余りにも食欲がなく、急激に痩せてしまうようなら、獣医さんに診てもらってください。

おやつや副食は1日のカロリー量の10~20%までとし、その分総合栄養食を減らす

おやつの与え方には2パターンあるよ
1つはランダムに与える方法
2つ目は決まった時に与える方法

獣医師の藤井康一さんは著書『家ねこ大全285』のなかで「おやつ」について以下のように言っています。

週2回と決めたら、上げる日はランダムにする。
人にとってギャンブルの興奮は免疫力をあげるといいますが、猫もおなじ。
「もらえた!」というワクワク感と興奮がより高くなり免疫力アップにつながる。

一方規則的に与えると「しつけ」に役立つ。(一部抜粋)

おやつは猫が喜ぶように味や匂い付けがされています。

もりもり食べてくれるとつい可愛くてあげたくなってしまいますが、1日のカロリー摂取量の10~20%までにしましょう。

その場合は総合栄養食をその分減らします。

愛猫にずっと健康でいてもらうためにそこはぐっと…堪えましょう(^_^)

夏はウェットフードで水分補給

猫は少量の水でも生きていける体の構造になっています。

しかしあまりに飲む量が少な過ぎる場合や、夏場の熱中症の危険がある場合は、水分量の多いウエットフードを取り入れるのも一つの方法です。

あまり水を飲まない猫ちゃんは、腎臓病を予防ためにも普段からウェットフードで水分補給をするのも有効です。

キャとフードの変え方

キャットフードは種類がたくさんあって、「愛猫のNo. 1」を模索したくなりますよね?

でもコロコロ変えるのは猫にとって負担になるんです。

キャットフードを急に変更すると、消化不良で下痢などの原因になるから注意して!

また、猫は環境の変化をストレスに感じることも多いので、その意味でもフードの変更を慎重にしましょう。

変えたい場合には1週間ほどかけて少しずつ新しいフードの分量を増やして移行しよう

どれくらいずつ増やせばいいの?

フードのパッケージに移行の方法が記載されていることも多いよ。例えばこんな感じ↓↓↓

引用:ヒルズサイエンスダイエット アダルト1~6歳

 上の見本では1週間で変更になっていますが、もっとゆっくりでも良いです。

だいたい今までのフードに新しいフードを4分の1くらい加えるところから始めてみて。
4分の1→半分→4分の3→全部
と数日ずつ与える量を増やしていこう。

キャットフード移行時期は、愛猫の体調をよく観察しましょう。
特にうんちには注目!

猫の肥満にダイエットフードはNG⁈ まとめ

今回のおさらい
  • ダイエットフードってNG?
    ダイエットフードは猫によって向き不向きがある
  • ダイエットが必要なのってどんな猫?
    体重よりBCSで体型チェックする
  • ダイエットにかける期間
    急激に減量せずに体調をみながらゆっくりすすめる
  • ダイエット3つの方法
    ①いつものフードを減量
    ②ダイエットフードを活用
    ③ウェットフード中心にする
  • ダイエットの注意点
    獣医師に相談する
    キャットフードは目分量で与えない
  • 1日の必要エネルギー要求量(カロリー)とフード量の計算方法
    1日のフード量を把握してその中でアレンジする
  • キャとフード基本の与え方
    愛猫のタイプに合わせる
  • キャットフードの変更の仕方
    1週間~2週間程度かけて少しずつ新しいフードの割合を増やしていく

今回は「ダイエット」を中心にお伝えしてきましたが、標準体型の愛猫にも参考になるところはあったのではないでしょうか?

カロリー計算やフード量計算のところは難しかったですが、ここまで真面目に記事を読んでくれた飼い主さんなら、きっと取り入れられると信じています。

何度かお伝えした通り、まず一番重要なことは「食べてくれる」こと。

愛猫の好みや体調を一番わかるのは飼い主さんです。

愛猫が幸せに生活できるように私たちは勉強して、無理のないように取り入れて、1日でも長く一緒にいられるいよにしたいですね。

キャットフード関係の記事こちらもどうぞ↓↓↓

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