キャットフード(総合栄養食)の選び方5ステップを知ろう!【健康でずっと一緒のためにできること】

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こんにちは!

猫と暮らす『ずぼらミニマリスト』のChieriです。

猫をお迎えするときに最低限必要な物の1つが『キャットフード』ですね。

お迎えの仕方や準備から知りたい方はこちらの記事で詳しく解説しています↓↓↓

人間と同じで、愛猫の健康に大きく影響するのが食べ物です。

猫が食べたら死ぬもの・危険なものをまとめた記事はこちら↓↓↓

私たち猫好きさんたちの願いは「愛猫とず~と一緒にいたい」ですよね?

愛猫に少しでも健康で長生きして欲しいと思えば、キャットフード選びにも力が入ります。

でも………

キャットフードってたくさんあって、どうやって選んだらいいのか分からない!

猫にいいキャットフードってどういうものなの?

こんな悩みや疑問は、猫初心者の方はもちろん、何年も猫ちゃんと暮らしている方でもいらっしゃいますいね?

そんな方の疑問に答えるために、まずは食事の基本となる良い【総合栄養食】を選び出すことに絞って説明します。

下の5ステップ通りにチェックしていくと選べるようになっいるよ
順番に絞り込んでみてね

読んで役に立つ人
キャットフード選び5ステップ
  • 猫初心者で初めてキャットフードを購入する人
  • 今まで猫と暮らしてきたけどキャットフードを値段や印象で何となく選んでいた人
  • 本当に良いキャットフードの基準を知りたい人
  • 【STEP1】総合栄養食を選ぶ
  • 【STEP2】年齢・ケア別に絞る
  • 【STEP3】栄養面をチェック
  • 【STEP4】原材料をチェック
  • 【STEP5】添加物をチェック

とにかくもっと簡単に重要なポイントだけ知りたい人は次の項目を読んでみて↓↓↓ 目次をタップするととべるよ!
【STEP3】栄養面チェックの中の
・タンパク質は十分か?
・糖質をチェックする
【STEP4】原材料をチェック
【STEP5】添加物をチェック

「おすすめのキャットフード」を先にを知りたい方はこちら↓↓↓

カナガンキャットフード
タップできる目次

【STEP1】総合栄養を選ぶ

猫ちゃんを初めてお迎えする場合は、まず「総合栄養食」を用意してね
パッケージに書いてあるから目印にして!

「総合栄養」って何?

という方はこちらの「キャットフードの種類」や「プレミアムフード」について詳しく解説した記事もあります↓↓↓

「総合栄養食」はその名の通り栄養を総合的に網羅できるものです。

「総合栄養食」と水を与えていれば、基本あとはなにもなくても健康が維持できることになっています。

猫の平均寿命は2020年で13~15歳くらいなんだって

参照:R2犬猫実態調査

1980年の平均寿命は3歳だったからこの40年で10年も延びていることになるよね
3歳と13歳ではずいぶん一緒にいられる時間が違うよね

参照:日本獣医師会 家庭動物高齢化対策

この平均寿命が延びた要因の一つにペットフード(総合栄養食)の進化があるといわれているよ!

猫が長寿になって高齢化すれば、昔とは違う病気や死因に変化しています。

愛猫を長生きさせたいのは「人のエゴ」かもしれませんが、やっぱり1日でも長く一緒に過ごしたいですよね。

それでは具体的にどうやって「総合栄養食」を選べばよいのか【STEP2】以降で詳しく説明しますね。

初めは育てて貰っていた、ペットショップ・ブリーダー・保護施設に聞いて、これまで食べていたフードと同じものを用意しておくと、安心して食べてくれるよ。

猫は変化を苦手とする性質があります。

環境の変化でストレスになる上に、急にペットフードを変えると消化不良を起こして嘔吐や下痢などの症状がでてしまう恐れがあります。

初めはできるだけこれまでと同じキャットフードにして、環境に慣れたら飼い主さんが良いと思うものを少しずつ試してみましょう。

こちらの記事でフードの変え方も書いてます↓↓↓

慣れてきたら「一般食(おかず)」や「おやつ」をちょい足しして変化をつけると喜ばれるよ

一般食・おやつなどキャットフードの種類についての説明はこちら

GRANDS
アランズナチュラルキャットフード

【STEP2】年齢・ケア別に絞る

愛猫の年齢は何歳ですか?
まずは愛猫の月齢に合ったものを見つけよう

一般的に月齢などで以下のように分かれています

「全猫種用」
「子猫用(キトン用)」
「避妊・去勢後から」
「妊娠中・産後授乳中」
「成猫用」「アダルト1~6歳」
「シニア用」「シニア7歳~」

生後12ヶ月までの子猫や妊娠中・産後授乳中の母猫は栄養をたくさん必要とするため、栄養が豊富でカロリーも高いフード。

「子猫用」と「妊娠中・授乳中用」は同じ商品のこともあります。

避妊・去勢後の成猫は太りやすくなるため、カロリーを抑えたフードになります。

健康に心配のない愛猫なら月齢に合わせたフードを選べば大丈夫
あとは愛猫の好みの味を見つけよう!

味は主に
「チキン」「ターキー」「ささみ」…等々
「まぐろ」「白身魚」…等々
肉系と魚系があって、愛猫の好みで選ぶことができます。

月齢に加えて、もし愛猫で特にケアしたいポイントがある場合は、それに適した栄養バランスで作られているフードから選んでみるといいよ

ケア別のフードは各メーカーごとに販売している種類も違います。
主な例は……

スクロールできます
ケア別主な特長
減量サポート低脂肪・低カロリー
毛玉ケア食物繊維を配合
尿路の健康サポートマグネシウムの量を調整
免疫ケア抗酸化成分(ビタミンEやビタミンCなど)を配合
ケアフードの例

避妊・去勢手術後は太りやすくなるため、急激に体重が増えるようならカロリーが低めの減量サポート用のフードを検討しましょう。

愛猫の摂取カロリーの目安は【STEP3】の「摂取カロリのー目安とフード量の計算方法」を参考にしてください。

【ケアフードの注意点】

 ケアフードで配慮された成分が含まれていても、療養食ではないので、医学的な効果を保証しているものではありません

特に気なる症状がある場合は、自己判断せずに必ず獣医師に相談し、「獣医師の指導のもと療養食が必要なのか?」「 ケアフードでケアする程度でよいのか?」「普通の月齢に合ったフードでよいのか?」の診断をしてもらいましょう

筆者は初め猫は毛玉を吐くものだと思っていたの
愛猫が一向に吐かないので、毛玉ケアフードを与えた方がよいのか?獣医さんに相談したよ

毛玉を吐かない猫はうんちと一緒に排出されているから特にケアしなくて大丈夫だよ

うんちと一緒に出せない猫が吐いてるんだって
だから毛玉ケアフードは食物繊維配合で出やすくするんだね

猫の軟便・下痢の原因がキャットフードにある場合の対処法について詳しくはこちら↓↓↓

猫の便秘の原因とおすすめキャットフードはこちら↓↓↓

カナガンキャットフード

【STEP3】栄養素をチェック

月齢まで絞れたら次は栄養素をチェックしましょう。

栄養素のチェックは、キャットフード選びで重要なポイントの1つです。

猫にとって重要な栄養素として「タンパク質」「脂肪」「ミネラル」「ビタミン」、あまり必要でない栄養素として「炭水化物」のポイントで解説していきます。

この中で特に重要なタンパク質が高く、低糖質なおすすめキャットフードについてはこちら↓↓↓

猫にとって重要な栄養素を知って
条件を満たしているものを選ぼう

栄養素でチェックする項目
  • 「AAFCO」「FEDIAF」の栄養基準に沿っているか? 
  • タンパク質は十分か?
  • 必要なアミノ酸とは?
  • 脂肪の働きと必要な脂肪酸は?
  • 糖質をチェックする
  • 必要なビタミンは?
  • 摂取カロリーの目安と計算方法
簡単に
説明してるよ

例えばこんな風に表示されています↓↓↓

引用:ヒルズサイエンスダイエット アダルト1~6歳

AAFCO・FEDIAFの基準に沿っているか?

「AAFCO」「FEDIAF」はペットフードメーカに向けて、猫のための栄養基準を定めてくれている団体だよ

AAFCO(Association of American Feed Control Official:米国飼料検査官協会)
ペットフードの栄養基準やラベル表示のルールなどに関する基準を決めているアメリカの非営利団体
この栄養基準がグローバルスタンダードで日本のペットフードのほとんどがAAFCOの栄養基準を採用

FEDIAF (European Pet Food Industry Federation:欧州ペットフード工業連合会)
ヨーロッパのペットフード協会や企業により構成されたペットフード業界団体
AAFCO基準をベースに独自の基準で「安全なペットフードの製造に関する実施基準」をつくっている

まずはこの栄養基準に沿って作られているかチェックしよう
※次項から特にチェックすべき栄養素をあげているから全部見なくても大丈夫だよ

【AAFCOの栄養基準】

スクロールできます
栄養素単位子猫成猫
タンパク質30.0以上26.0以上
アルギニン1.24以上1.04以上
ヒスチジン0.33以上0.31以上
イソロイシン0.56以上0.52以上
ロイシン1.28以上1.24以上
リジン1.20以上0.83以上
メチオニン0.62~1.500.20~1.50
メチオニン+シスチン1.10以上0.40以上
フェニルアラニン0.52以上0.42以上
フェニルアラニン+チロシン1.92以上1.53以上
トレオニン0.73以上0.73以上
トリプトファン0.25~1.700.16~1.70
バリン0.64以上0.62以上
脂肪9.0以上9.0以上
リノール酸0.6以上0.6以上
αリノレン酸0.02以上
アラキドン酸0.02以上0.02以上
EPA+DHA0.012以上
カルシウム1.0以上0.6以上
リン0.8以上0.5以上
カリウム0.6以上0.6以上
ナトリウム0.2以上0.2以上
塩素0.3以上0.3以上
マグネシウム0.08以上0.04以上
mg/kg80以上80以上
銅(ドライ)
銅(ウェット)
mg/kg15.0以上
8.4以上
5.0以上
マンガンmg/kg7.6以上7.6以上
亜鉛mg/kg75以上75以上
ヨウ素mg/kg1.8~9.00.6~9.0
セレンmg/kg0.3以上0.3以上
ビタミンAIU/kg6668~
333300
3332~
333300
ビタミンDIU/kg280~30080280~30080
ビタミンEIU/kg40以上40以上
ビタミンKmg/kg0.1以上0.1以上
ビタミンB1(チアミン)mg/kg5.6以上5.6以上
ビタミンB2
(リオフラビン)
mg/kg4.0以上4.0以上
パントテン酸mg/kg5.75以上5.75以上
ナイアシンmg/kg60以上60以上
ビタミンB6mg/kg4.0以上4.0以上
葉酸mg/kg0.8以上0.8以上
ビタミンB7(ビオチン)mg/kg0.07以上0.07以上
ビタミンB12(シアノコバラミン)mg/kg0.02以上0.02以上
コリンmg/kg2400以上2400以上
タウリン(ドライ)
タウリン(ウェット)
0.1以上
0.2以上
0.1以上
0.2以上
AAFCO(2016)

【「AAFCO」「FEDIAF」の注意】

「AAFCO」「FEDIAF」の栄養基準はペットフードメーカーに向けたものであって、この基準を満たしているからといって「AAFCO認定」「FEDIAF認定」のフードであるわけではありません

また栄養基準を満たしていても原材料の品質までも保障するものではないことを頭に入れて、他のポイントと総合的に判断しましょう。

「基準に沿っているか確認」なんて言われても面倒すぎるよ!無理!

そうだよね。
全部見ていくのは大変だから次から説明する栄養素の部分を基準値くらいかチェックするといいよ。

それと「栄養素」だけでなく「原材料」や「添加物」も見て総合的なバランスを見て選ぼうね。

タンパク質は十分か?

AAFCOの栄養基準】
タンパク質:子猫=30%以上成猫=26%以上

肉食である猫は食事の質にかかわらず、積極的にタンパク質が分解される体の構造になっています。

そのため体内でタンパク質不足が起こりやすく、雑食の犬や人よりも多くの動物性タンパク質を必要としています。

まずは「タンパク質」が必要量を満たしているか確認しましょう。

キャットフードのパッケージにもタンパク質量を強調したものが多くみられるので簡単だよ!

カナガンキャットフード

必要なアミノ酸とは?

タンパク質は20種類のアミノ酸で構成されていて、11種類が必須アミノ酸です。

【必須アミノ酸】
バリン・ロイシン・リジン・イソロイシン・トレオニン・メチオニン・ヒスチジン・フェニルアラニン・トリプトファン・タウリンアルギニン

この中で猫にとって特に必要で注目のアミノ酸は
タウリンとアルギニンだよ

AAFCOの栄養基準】
タウリン(ドライ):子猫・成猫=0.1%以上
タウリン(ウェット):
子猫・成猫=0.2%以上
アルギニン:
子猫=1.24%以上成猫=1.04%以上

【タウリン】

猫は体内でタウリンを作れないためフードからの補給が必要。

植物・穀物には含まれていないため、動物性のタンパク質を摂ることが重要

  • 心臓や血管の健康
  • 胆汁の生成
  • 目の網膜の健康
  • 子猫の適切な成長と発達

【欠乏】網膜萎縮症で失明も

【アルギニン】

猫はアルギニン生成に必要な前駆体の「オルニチン」と「シトルリン」を体内で生成できないため、フードからの補給が必要

動物性タンパク質に豊富に含まれている

  • アンモニアを尿素に変換する際に必要
    解毒されたアンモニアは尿中に排泄される

【欠乏】体内にアンモニアが蓄積しアンモニア中毒を引き起こす

脂肪の働きと必要な脂肪酸は?

【脂肪】

AAFCOの栄養基準】
脂肪:子猫・成猫=9.0%以上

脂肪と聞くと悪いイメージがあるけど、体内では大切な役割があるよ

【脂肪の役割】

  • エネルギー源
  • 食事に嗜好性(風味・味覚・美味しさ)を持たせる
  • 脂溶性ビタミンの吸収を助ける
  • 必須脂肪酸を供給

【脂肪酸】

【必須脂肪酸】
オメガ6:リノール酸・アラキドン酸
オメガ3:αリノレン酸

AAFCOの栄養基準】
アラキドン酸:子猫・成猫=0.0%2以上
(オメガ6脂肪酸)

必須脂肪酸の一つである「リノール酸」は代謝作用により動物が必要とする他の必須脂肪酸に転換されます。

猫はこの転換機能が限られてるから、転換された脂肪酸の「アラキドン酸」が必要だよ

【アラキドン酸】

  • 猫の体内で「アラキドン酸」(誘導体EFA)の合成はできないのいで、フードから摂る必要がある
  • 動物組織のみに含む
  • 皮膚・腎臓機能に関連し、不足すると被毛が乾燥する
  • 成長・妊娠・授乳など特にエネルギーを特に必要とする時期にフードから摂ること

糖質をチェックする

「糖質」は「炭水化物」ー「食物繊維」です。

炭水化物には穀物(米・小麦・トウモロコシ)やイモ類(ジャガイモ・サツマイモ)などがあり、良いキャットフードでとして耳にする「グレインフリー」のキャットフードとは、「穀物を使用医していない」ということです。

ではなぜ「グレインフリー」のキャットフードが良いと言われているのでしょうか?

「グレインフリー」については【STEP4 原材料をチェックしよう】で説明しています。

炭水化物はエネルギーとして利用されるよ
でも猫はタンパク質や脂肪から「グルコース」をつくることができるので、本来炭水化物は必要としていないよ

野生の猫は、ねずみなどの小動物を丸ごと食べています。

小動物はタンパク質のほかに、ビタミン・ミネラルなどさまざまな栄養素を摂れる総合栄養食です。

猫は炭水化物(糖質)を摂る必要はありませんが、小動物が食べた穀物などが消化されずに胃の中に残っていると一緒に摂取する場合もあります。

しかし小動物から摂取する炭水化物は微量ですが、キャットフードからは摂り過ぎに注意しなくてはなりません。

摂取量に関しての明確な規定はないけど、目安としては糖質40%未満のフードを選んでみて

糖質の摂取量が40%以上になると消化不良で嘔吐・下痢になったり、高血糖を引き起こす原因になると言われています。

キャットフードのパッケージには「糖質」って書いてないよ!

キャットフードの原材料で表示義務があるのは、「タンパク質」「脂肪」「繊維」「灰分」「水分」のみで、「糖質」は表示義務がありません。

でも「糖質」を自分で計算する方法があるよ↓↓↓
候補のキャットフードの炭水化物を一度計算してみて

【糖質の算出方法】
100ー(タンパク質+脂肪+繊維+灰分+水分)=糖質(%)

ジャガー

必要なビタミンは?

AAFCOの栄養基準】
ビタミンA:子猫=6668~333300IU/kg 成猫=3332~333300IU/kg
ビタミンD:子猫・成猫=280~30080IU/kg 
ビタミンE:子猫・成猫=40以上IU/kg
ナイアシン:子猫・成猫=60以上mg/kg

ビタミンA
  • ビタミンAは皮膚や粘膜を丈夫に保ち感染予防の役割があります

猫はべータカロテンをビタミンAに転換できないので、フードからの摂取が必要

食物には存在しないため、動物のレバーなどから摂取する

ビタミンD
  • 腸管からカルシウムの吸収を盛んにする

猫は体内で生成されないのでフードからの摂取が必要

ビタミンE
  • 血管壁を丈夫に保ち、動脈硬化を予防する
  • 植物油・魚油などの不飽和脂肪酸を代謝するのに大量に必要

※不飽和脂肪酸が代謝されずに残ると酸化され、猫に有害な脂肪となって蓄積する
➡黄色脂肪症状になる

ナイアシン(ニコチン酸)
  • エネルギー代謝

体内生成できるが、生成されれうより早く分解される

ナイアシンの活性型であるNADが肉や魚などの動物性組織に高濃度で存在しているため、しっかり肉食の食事を摂っていれば不足しない

肉食の猫と雑食の犬や人では体内で生成できる栄養素が違ったり、必要量も違ったりするよ
だからドッグフードを与えるのはNG!
人の常識を当てはめるのも猫の健康を保てないので注意してね

摂取カロリーの目安とフード量の計算方法は?

愛猫の摂取カロリーの目安を知っておきましょう。

キャットフードのパッケージには、体重と一日のフード量が表示されていますが、メーカーによって多少基準が違うので、一度自身でも確認してみるといですね。

「1日のカロリー量」と「フード量」の詳しい計算方法はこの記事で詳しく解説してるよ!↓↓↓

標準体重は猫種や骨格で異なるので、体型チェックをしてから計算してね
体型チェックの仕方は下のBCSチェック表を参考するといいよ!

引用:日本ヒルズコルゲート株式会社

ボディコンディションスコア(BCS)は、動物の体脂肪レベルを評価して、良好な身体状態であるどうかを判定するためのツールです。

上から見たときの「腰のくびれ」や横から見たときの「お腹の形」肋骨などを触った感触で判断します。

普段のスキンシップの中で簡単にできるチェックなのでやってみてくださいね。

【STEP4】原材料をチェック

まず原材料の見方だけど、載っている順番に多く使用されている材料なのは知っている?

それ聞いたことある!
化粧品とかもそうだよね?

そうそう!
それと同じように順番に原材料をチェックしてみて

こんな風に表示されています↓↓↓

引用:ヒルズサイエンスダイエット アダルト1~6歳

原材料は主に「肉系」「魚系」「肉+魚」があります。

どちらにするかは愛猫の好みで大丈夫ですが、できるだけ具体的に何のどんな肉なのか?などがわかるフードだと安心です。

「チキン」「ターキー」「ささみ」「マグロ」「白身魚」「サーモン」…等々

【原材料をチェックする時に気を付けたいこと】
一番最初に動物性のお肉が記載されていても、その後にたくさんの「穀物」が記載されていた場合、その「穀物」を合計したらお肉より「穀物」が多くなることもあること

ここで問題となるのが…

「穀物」を含むキャットフードでよいか?
「グレインフリー」のキャットフードがいいのか?

「グレインフリー」とは「穀物」を含まないということです。

「穀物」とは米・小麦・トウモロコシなどで、豆類・イモ類は含みません。

STEP3の「糖質をチェックする」のところでも説明したように、過度な「糖質」は猫の健康を害する原因とされています。

【糖質の注意点】
猫は炭水化物などの糖質を消化するアミラーゼの分泌が弱いため、糖質をエネルギー源にする能力が低くく、消化不良による下痢・嘔吐 穀物アレルギー 糖質過剰での肥満の原因になります。

そういったことから、穀物を使用しない「グレインフリー」のキャットフードが良いという意見が多いよ

獣医師南部美香さんは
著書の中で、「生後6ヶ月~1才までにプレミアムフード以外のものを食べると肥満体質になる」
と言っています。
そして「発育期の肥満は肥満細胞の数を増やす」そうです。

引用:0才から2才のネコの育て方

グレインフリーでおすすめキャットフードの記事はこちら↓↓↓

「プレミアムフード」について詳しく解説した記事はこちら↓↓↓

良質フードを選べたら、正しく保存して酸化を防ごう↓↓↓

一方必ずしも「グレインフリー」である必要はないという意見もあるよ

獣医師臼杵新さんは、著書『猫にいいものわるいもの』の「グレインフリーフードってどうなの?」のなかで以下のように言っています。

米食品医薬品局が最近犬の拡張型心筋症にグレインフリーフードが関連している可能性があるという調査結果を発表。

拡張型心筋症の90%以上でグレインフリーフードを与えていた。


穀物アレルギーなどの猫にグレインフリーフードは理にかなっているが普通の猫に与えるのは不自然(一部抜粋)

引用:猫にいいものわるいもの

「グレインフリー」のドックフードでは「穀物」の代わりに「えんどう豆」を使用していることが多く、「えんどう豆」は心筋の健康維持に必要な「タウリン」の働きを阻害するため、犬が拡張型心筋症になったと考えられています。

猫は体内で「タウリン」を生成できないので、必須アミノ酸の一つとしてフードから摂取する必要があります。

猫にとって「グレインフリー」が良いかどうかは専門家でも考え方によって違っているんだよ

え~
それじゃ結局どっちがいいのか分からないよ

そうだよね
私も迷ったよ

そもそもなぜ猫には必要ないと言われている「穀物」がキャットフードに入っているのでしょか?

それには主に2つの理由があります………

1つ目はドライフード(通称カリカリ)を作る際に「糖質」が必要なこと。

2つ目は安い穀物で「カサ増し」しているからです。

一般的に穀物を使用していると「粗悪」と言われるのは2つ目の理由からです。

そこで筆者なりに
愛猫にとって良いフードとはどんなものか考えたよ

キャットフード選びで大切な事
  • 月々キャットフードにかけられる金額はいくらか?
  • 【キャットフード選び5ステップ】を確認
  • 原材料で穀物が多いフードは避ける
  • できれば「グレインフリー」を選ぶ
  • 不安は直接メーカーに確認
  • 「ミール」使用は避けるか、メーカーに内容確認(ミール=悪ではありません)
筆者個人の
意見です

原材料でよくみる「ミール」とは……

肉類を乾燥させて粉状にしたもの。
加熱乾燥することで、生肉よりもタンパク質を凝縮させることができ、タンパク質が多いペットフードをつくることができます。
ただし、何の肉のどこの部位を使用しているかは曖昧な場合もあるので、情報開示してくれるメーカーのフードだと安心。

疑問がある場合はカスタマーセンターなどに問い合わせをしてみると答えてもらえるので、その対応で決めてもいいでしょう。

キャットフードについて勉強していくとやっぱり「グレインフリーフードがよいのではないか」という考えになってきます。

でも市販されているキャットフードは、ペットフード安全法(愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律)で安全だと認められた原材料のみ使用するように規制されています。

大切なことは愛猫も飼い主さんもストレスなく過ごせるかです。

愛猫がいくら可愛くても、「どれだけお金を掛けられるか」はそれぞれ違いますよね。

だから無理はせず、でも賢くキャットフードを選択することが、飼い主としての義務だと考えています。

何も考えすに「猫がよく食べるから」という理由で選択しないでね!
子供のお菓子と一緒だよ

ジャガー

「猫にかかるお金」のことをまとめた記事はこちら↓↓↓

【STEP5】添加物をチェック

あと一息最後のSTEPだよ
添加物についてチェックしよう

やっぱり猫に添加物って危ないの?

猫は本来ネズミなど新鮮な獲物を捕まえて食べる体になっているので、解毒能力が低く、化学物質の添加物など人工的な物質に弱い生き物なんだよ

人の食品の添加物は「食品衛生法」で432種類の添加物が規制されています。

一方「ペットフード安全法」では4種類しか規制がないのが現状です。

チェックする添加物
  • 合成着色料
  • 酸化防止剤

着色料は猫には不要
合成着色料「〇色△号」に注意

酸化防止剤は天然由来のものならOK
「ミックストコフェロール」
「ローズマリー抽出物」……等々

主に2つ!

人工着色料は人間が見て見栄えがいいように使われているので猫には不要です。

酸化防止剤は主にドライフードの脂質の酸化防止に使用されています。

合成の着色料や酸化防止剤は発がん性が指摘されているものもあるので、使用されていないか、天然由来のものをえらびましょう。

アランズナチュラルキャットフード
アランズナチュラルキャットフード

キャットフード(総合栄養食)の選び方5ステップまとめ

【STEP1】総合栄養食を選ぶ
【STEP2】年齢・ケア別に絞る【STEP3】栄養面をチェック
・「AAFCO」「FEDIAF」の栄養基準に沿っているか? 
・タンパク質は十分か?
・必要なアミノ酸とは?
・脂肪の働きと必要な脂肪酸は?
・糖質をチェックする
・必要なビタミンは?
・摂取カロリーの目安と計算方法
【STEP4】原材料をチェック
【STEP5】添加物をチェック

見直してみよう

5ステップで詳しく解説してきました。

ステップ3の栄養素はたくさんのチェック事項があって大変でしたね。

忘れてしまっても大丈夫。ぜひこの記事を見ながら選んでみてくださいね。

みなさんが愛猫と幸せに暮らせるお手伝いができたら幸いです(⌒∇⌒)

猫の食欲不振の原因と対処法・受診の目安についての解説はこちら↓↓↓

猫の誤飲・誤食の詳しい解説はこちら↓↓↓

最後までお時間をさいてお読みいただきありがとうございました。

GRANDS
アランズナチュラルキャットフード

公告コーナー

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