こんにちは!
ずぼらミニマリストのChieriです。
猫の健康が分かる目安の一つは「おしっこ」や「うんち」の状態ですよね。
みなさんも毎日何気なく観察しているのではないでしょうか?
愛猫の「うんち」が軟便や下痢になったら、何が原因なのか心配になります。
この軟便・下痢は病気のときだけでなく、キャットフードが原因で起こってしまう場合もあるんです。
猫は自分で食べ物を選べませんし、言葉も話せません。
具合が悪くても原因も分からずに辛い思いをします。
このように私たちが良かれと思って与えているキャットフードが原因で、愛猫が苦しむのは避けたいですよね。
そこで今回は猫の軟便・下痢について解説していきます。
猫の便秘について詳しい解説はこちら↓↓↓
猫の軟便・下痢の原因
猫の軟便・下痢には以下の原因が考えられま。
家庭で対処できるものと動物病院の受診が必要なものとあるので、私たちができるだけ早く判断して対処することで、愛猫の苦痛を取り除いてあげることが必要だよ
家庭で対処できる軟便・下痢
ストレス
猫は環境の変化などでストレスになりやすく、食欲不振や下痢・軟便などになります。
元気がなくなったり、嘔吐をするときもあります。
ストレスの可能性が考えられる場合は、できるだけ早く愛猫の落ち着ける場所を作って、リラックスできる環境を整えてあげましょう。
消化不良
与えると与えただけ食べてしまい、もっと欲しがるような猫ちゃんの場合、食べ過ぎで消化が追い付かず、消化不良による嘔吐や軟便・下痢になります。
また生まれつき消化能力が低かったり、加齢によって消化能力が衰えることでも軟便・下痢になります。
比較的元気があって、食欲もあるのが特徴。
キャットフードが合わない
「キャットフードが合わない」には原材料として使用されている何かにアレルギーの場合や、穀物・食物繊維が多すぎて軟便・下痢になる場合があります。
また人工添加物が合わずに軟便・下痢になることも。
消化不良と同様キャットフードが原因の場合は、比較的元気があって、食欲もあるのが特徴。
頻繁なフード変更
愛猫のお気に入りのフードを探したり、体に良さそうなキャットフードを見つけるとついコロコロとフードを変更したくなってしまいます。
頻繁にキャットフードを変更すると、腸内環境が乱れて軟便・下痢になってしまうことも。
時間をかけて変更すれば、本来なら合うフードかもしれません。
慌てずに1週間~2週間ほどかけて少しずつ変更していきましょう。
変更して特に体に不調がなければ、少なくとも1か月くらいは同じフードで継続しましょう。
こちらの記事でフード変更の具体的な方法を解説しています↓↓↓
お腹に毛玉がたまり過ぎ
換毛期などでお腹に毛玉がたまり過ぎている場合も軟便・下痢になる子がいます。
この場合はブラッシングをこまめにしたり、特にシャンプーをしてあげるといっきに抜け毛が取り除けて効果的だそうです。
毛玉ケア用のフードを試してみてもよいですね。
動物病院の受診が必要な軟便・下痢
通常の軟便・下痢の場合単発であったり、何日も続かないことが多く、他に症状がなく元気で食欲があれば家庭で対処して様子をみて大丈夫です。
ただし以下の症状がみられたらすぐに受診が必要です
- 軟便・下痢の症状が続く、ひどくなる
- 食欲不振が5日以上も続いている
- 元気がない、ぐたっりしている
- 嘔吐、発熱、血便、脱水症状など
血便・粘膜便
血便や粘膜便の場合、悪性腫瘍、ポリープ、大腸炎、寄生虫、胃潰瘍など大きな病気が原因になっている場合が多いです。
便の表面に付いている血の色を観察してみて
赤い血 | 肛門に近い大腸などの出血 |
赤~黒の血 便・真っ黒 | 胃や小腸などの出血 |
ゼリーっぽい 粘膜が混じっている | 大腸が原因のことが多い |
誤飲誤食・異物誤飲
植物・おもちゃ・洗剤などを口にしてしまった。
人間の食べ物を食べてしまった、食べてはいけない食べ物を食べてしまった。
食べると危険な植物として一番にあげられるのは「ユリ」ですね。
「ユリ」は花・茎・根・花粉・ユリをさしていた水でも猫には毒になります。
猫用おもちゃは、猫が気に入ってむしったりしがちな羽や小さいパーツがついています。
また大好きな「ヒモ系」も危険。
むしったり、くわえて遊んでいるうちにザラザラした舌でどんどん体の中に入ってしまい、誤飲してしまいます。
腸に詰まると命に関わる危険な誤飲だよ!
洗剤がたれている場所を猫が歩いて、その足を舐めてしまうことがあります。
日常でよく使う食材で危険なのは「ネギ・玉ねぎ系」です。
これらも直接食べるだけでなく、スープなどの汁を飲んでもNGなので注意が必要。
玉ねぎの香味成分「アリルプロピルジスルフィド」が猫の赤血球中のヘモグロビンを酸化させ、溶血性貧血という貧血を引き起こします。
もちろん命が危険です!
それだけでなく人間の食べ物は塩分・甘みが猫には多すぎて体調不良の原因になります。
これらの原因の場合、嘔吐や元気がないことも多いです。
誤って口にしてしまったことが分かった場合は、早めに動物病院を受診しましょう。
早めであれば重篤にならずにすんだり、手術も軽いもので解決できたりします。
これらの誤飲誤食・異物誤飲は起こる前に普段から家庭で注意していきたいことだね
詳しい解説はこちら↓↓↓
ウィルス・細菌感染・寄生虫
ウィルス | ・猫白血病ウィルス ・猫免疫不全ウィルス ・猫腸コロナウィルス ・猫パルボウイルス |
細菌 | ・サルモネラ菌 ・カンピロバクター菌 |
寄生虫 | ・回虫 ・コクシジウム ・ジアルジア |
これらに感染すると軟便・下痢の他にぐったりすることも多いです。
猫のウィルス感染は感染している猫から移り、寄生虫は外に出ることが多い猫はかかりやすくなるので、予防も大切。
寄生虫の場合は、便に糸状のものや白いぷつぷつが混じっている場合があります。
便を検査するとすぐに判明するので、受診の際は便を持参しましょう。
それぞれ原因によって治療法がちがうので、早めに受診して症状を詳しく説明できるようにしておきましょう。
病気
病気が原因でで軟便・下痢になる場合があります。
嘔吐、血便、発熱などの症状がある場合も多く、胃腸炎、膵炎、悪性腫瘍、炎症性腸疾患(IBD)、甲状腺機能亢進症などが疑われます。
服薬による副作用
薬の副作用で軟便・下痢になるときがあります。
薬の変更ができる場合もあるので、動物病院に相談してみましょう。
便の観察ポイントと受診の目安
つかんでも崩れなくて、周りに天ぷらの衣みたいに猫砂がくっつくくらいの水分量と「つや」があって切れずに一本でするっとでてくるのが健康なうんちだよ!
下痢を良く観察すると原因発見につながることもあるので、よく観察しましょう。
動物病院に持参できれば、検査をしてもらえたり、診断の助けになります。
持参できない場合には画像を残しておくことをおすすめします。
【下痢症状の観察ポイント】
便の状態 | 水様便 泥状 粘液状 軟便 未消化の食べ物あり 白いつぶつぶがあり |
便の色 | 黒色便 血便 粘膜便 灰色 黄色がかった 緑がかった |
便の臭い | 血液のような臭い 硫黄臭 酸っぱい臭い |
便の量 | 多い 少ない |
便の回数 | 回数が多い 回数が少ない |
いつから? | いつから? |
下痢前に食べていもの | 下痢の原因が食べたものなのか? |
下痢以外の症状 | 下痢以外の症状は? |
下痢の時には灰色や黄色がかった便に、消化不良の時には緑がかった便になることがあります。
また、白いぶつぶつが混じっている場合は寄生虫の可能性が。
小腸に原因がある場合と大腸に原因がある場合でも症状が違うよ
小腸が原因 | 大腸が原因 | |
---|---|---|
便の状態 | ・水様便になりやすい ・食べ物が未消化で出てくることあり | ・未消化物はあまり見られない ・ゼリー状の粘膜便 ・血便 |
便の回数 | ・あまり増えない | ・頻繁 |
一回の便の量 | ・大量 | ・少量ずつ ・「しぶり」の状態も |
特徴 | ・小腸で出血した場合は深刻な病気が多い ・元気・食欲がなくなることが多い | ・適切に対処できれば大腸の下痢の場合の方が大事に至らないことが多い |
普段から愛猫のおしっこやうんちを観察して、どこが違うのかがすぐに分かるようにしておくと、体調不良に気づきやすくなります。
また、キャットフードによっても色などが多少変わることがあるので、フードを変更した時には特によく観察してみましょう。
そのフードが愛猫に合っているかどうかも分かります。
キャットフードが原因の場合のNG行動と対処法
そもそも軟便・下痢の時にキャットフードを与えていいの?
結論から言うと、元気で食欲があるなら与えて大丈夫です。
というか、絶食することで肝リピトーシスなど生死に関わる事態になってしまうことがあるので、軟便下痢でも食べてくれた方が安心です。
消化に良いものを、脱水にも注意して与えてくださいね。
キャットフードが原因の軟便・下痢には主に次の3つの理由があります。
キャットフードが原因で軟便・下痢になるなら、フードを変えれば解決だね!
ちょっと待って!キャットフードが原因の軟便・下痢と分かっていても、すぐにフードを変更するのはNGだよ!
フードを変えるともっと酷くなってしまう場合もあるし、フードを変えるだけでは解決しない原因もあります。
整腸剤を動物病院で処方してもらう方法も一つの選択肢ですが、その前に家庭でキャットフードの見直しをすることをおすすめします。
なぜならキャットフードが原因の軟便・下痢の場合、その原因となっているキャットフードを見直さなければ根本的な解決にならないからです。
これから説明する対処法は明らかに原因が分かっている場合をのぞいて、順番に試してみて下さいね。
この順番で原因を探っていくことで、愛猫の負担を最小限に抑えられます。
ここからはキャットフードが原因の軟便・下痢の場合にやってしまっているNG行動と対処法(考え方)を順をおって説明していくよ
【消化不良の場合のNG行動】
パッケージの給与量通りに与えている
「消化不良」は主に「食べ過ぎ」「体質」「加齢」などがあります。
どの場合も体が処理できる消化能力を超えて食べてしまっているために起こるものです。
パッケージの給与量通りに与えていても便の状態が丁度良くて、体型も理想的なら問題ありませんが、軟便・下痢なってしまっている場合は量が多すぎて消化不良になっている可能性があります。
【消化不良が原因の対処法】
量を1割カットする
消化不良が原因の軟便下痢の場合はまずは量を1割カットしてみましょう。
パッケージ記載の給与量はあくまで、体重からの平均値です。
人間でも少食の人や大食いの人、胃腸が弱い人、強い人、年齢を重ねて食が細くなる人がいますよね?
それと同様で猫ちゃんも「調度いい」に個体差があります。
最低限の栄養を摂ることは必要ですが、元気で「うんち」も良好で、理想体型なら食べる量が少なくても大丈夫です。
元々食が細い子は必要以上に食べませんが、与えられた分だけ食べてしまう子は消化不良を起こしてしまいます。
まずは1割カットして様子をみてみましょう。
【消化不良が原因の注意点】
減らし過ぎないこと
軟便下痢が改善しないからといって、どんどん量を減らしてしまうと、必要な栄養が足りなくなって栄養不足になってしまいます。
その場合は少量でも必要な栄養素が摂れるキャットフードへの変更も選択肢の一つになりますが、その前にこれから解説する原因と対処法を順番に検討してからにしましょう。
【キャットフードが合わない場合のNG行動】
原材料や成分が良質だからといって、合っていないのに与え続けている
キャットフードの量を1割カットしても便のの調子が整わない場合は、与えているキャットフード自体に問題があるかもしれません。
巷にあふれるキャットフードの中でどれを選んだら良いのか考えたり、調べたりした方も多いのではないでしょうか?
その中でなんとなく「これが良さそう!!」と思うものを与えてますよね?
でも猫に個体差がある以上、全ての猫に食いつきも良く、体質にも合うキャットフードは存在しないのです。
例えば「猫は肉食だからグレインフリーがいいみたい」と思ってグレインフリーフードにこだわっても、体質が合わなければ調子を崩します。
低糖質が良いからと穀物(米・小麦・大麦・トウモロコシ等)が入っていないグレインフリーのフードを選んでも、豆類やイモ類が配合されていることは多いので、糖質が抑えられているとは限らないので注意。
糖質は注意してチェックしなければならないポイントだね
詳しくはこちらの記事を✔チェック
グレインフリーフードによく配合されている、サツマイモなどは食物繊維が豊富なので胃腸に良い反面、豆類はお腹の弱い猫ちゃんは消化不良にの原因になる場合もあります。
反対に穀物アレルギーがあるのに穀物入りのキャットフードを与え続けて、消化不良が治らない場合も。
人工添加物が体質に合わない場合もあるよ
【キャットフードが合わない場合の対処法】
調子が良かったキャットフードにもどす
現在のキャットフードで軟便・下痢の症状が治らない場合には、お腹の調子が良かった時のキャットフードに戻してあげましょう。
それでお腹の調子がもどれば、キャットフードが合わなかったということになります。
最優先することは、愛猫が美味しく食べて元気なことです。
私たちも体にいいけど美味しくなかったり、調子が悪くなるものを食べ続けるのは苦痛ですよね?
まずは皆さんのうちの子に合ったキャットフードを探してあげてくださいね。
【キャットフードが合わない場合の注意点】
新しいキャットフードにコロコロ変えない!
与えているキャットフードが合わないと思って、新しいキャットフードにコロコロと変更するのはNG!
もっと良さそうなもの、もっと良さそうなもの……と変えたくなりますが、逆効果です。
第一に、フードをコロコロと変更することで腸内環境が乱れて、軟便・下痢が酷くなってしまうこと、
第二に、愛猫に合わない食材が入っていたときに、原因が分からなくなってしまうからです。
調子が良いときなら合うフードだったかもしれないのに残念だよね
【キャットフードを変更した場合のNG行動】
急に変更・頻繁に変更
良さそうなキャットフードを見つけたからといって、急に変更したり、頻繁に変更すると腸内環境が乱れて、軟便・下痢が酷くなってしまいます。
フードを変更する時は1週間~2週間ほどかけて新しいフードを少しずつ増やしていくのが基本です。
フードのパッケージに移行の方法が記載されていることも多いよ。例えばこんな感じ↓↓↓
【キャットフードの変更が原因の対処法】
調子が良かったキャットフードにもどす
キャットフードを急に変更したり、頻繁に変更したことで、腸内環境が乱れてしまっています。
一度調子が良かった時のキャットフードに戻してあげましょう。
お腹の調子が整ったら、焦らずゆっくりと変更してあげてください。
【最後の対処法】
胃腸に配慮したフード・療法食に変更する
「フードを1割カット」「調子のよかったフードにもどす」をやってもても軟便・下痢が改善しない時には、「胃腸に配慮したキャットフード」や「療法食」を考えてみましょう。
ただし「療法食」は必ず獣医師に相談してから与えてね
それではいよいよ次の章では軟便・下痢の猫用キャットフードの選び方を説明していきますね。
軟便・下痢の猫のキャットフードの選び方
軟便下痢であっても、そうでなくてもキャットフードを、選ぶ時のポイントはそんなに変わりません。
ここでは軟便下痢の場合は特に注目したいポイントをあげて説明しますね。
総合栄養食を選ぶ
猫の食事の基本!
毎日の食事には「総合栄養食」を選びましょう。
総合栄養食とはそのフードと水だけで猫にとって必要な栄養素を満たしていて、生きていけるってものだよ
パッケージに「総合栄養食」と記載のあるものを目印にしてくださいね。
総合栄養食の選び方はこちらの記事で詳しく解説しています↓↓↓
キャットフードの種類についての記事はこちら↓↓↓
良質な肉魚が主原料
高タンパク低糖質なキャットフードが猫本来の体質に合っています。
猫は肉食なので、植物性のタンパク質より肉や魚などの動物性タンパク質を消化しやすい体になっています。
そのため、良質な動物性たんぱく質が主原料になっているキャとフードを選びましょう。
特に魚は低脂肪で消化吸収に優れています。
「グレインフリーフード」は合う猫と合わない猫がいるので、こだわり過ぎるより、愛猫の体調を優先してあげましょう。
糖質も約40%以下なら消化できるといわれています。
ちなみに糖質はパッケージに記載義務がないので表示されていません。
簡単に計算する方法は……
【糖質の算出方法】
「糖質」=100%-(「タンパク質」+「脂質」+「繊維」+「灰分」+「水分」)
原材料はパッケージに記載されてるよ
内容量の多い順に記載背れてるから、一番に肉・魚が記載されているフードを選ぼう
原材料の「ミール」について詳しく知りたい方はこちらの記事で説明しています↓↓↓
適度な食物繊維を配合
一般的に繊維質は5%以下で、水溶性食物繊維・不溶性食物繊維がバランスよく配合されているものが良いです。
ただし、成分値は不溶性食物繊維しか表示されません。
現代の技術では水溶性食物繊維の量を正確に計測するのが難しいためです。
腸内環境を整える成分配合
最近よく目にする「プロバイオティクス」のことだよ
【プロバイオティクスとは】
いわゆる「善玉菌」で、腸内環境を改善して体によい影響を与える微生物の総称
《例》ビフィズス菌・ビール酵母・乳酸菌
※善玉菌を増やす方法:「腸内細菌と健康(厚生労働省)」
【プレバイオティクスとは】
プロバイオティクスのエサとなって増やす働き
《例》オリゴ糖・食物繊維
「プロバイオティクス」には以下の働きがあって、加齢とともに減少するので、食事からの摂取が理想的です。
【プロバイオティクスの働き】
・下痢・軟便の改善、予防
・免疫調整作用
・アレルギー抑制作用
・発がん抑制作用
私たち人間に注目されている「腸活」!
愛猫にもよさそうだね
人工添加物不使用
人工添加物によって胃腸に負担がかかったり、アレルギーがあって軟便・下痢になる場合もあります。
主な人工添加物は「合成着色料」や「酸化防止剤」です。
「合成着色料」は「〇色△号」などの表示が目印。
「合成着色料」は人間にとって見栄えを良くしているものであって、視力が弱く臭覚が発達し風味で食べる猫には不要なもの。
キャットフードに人工的に色を付けなければ、濃い茶色系が一般的。
美味しそうな色付けがされていたら要注意です!
着色料には一定のメリットもあるよ
もし与えているキャットフードの色がいつもと違う色をしていたら、不安になりませんか?
原材料自然のままの色だと、見た目に多少の誤差が出てしまう場合があります。
品質の安定を保つために着色されている場合は、自然由来のものにしましょう。
「酸化防止剤」は主にドライフードの脂質の酸化防止に使用されています。
天然由来の酸化防止剤のキャットフードがおすすめだよ
「BHA」や「BHT」でも添加されているのは少量であって、食べ続けても健康に影響がないと言われていますが、他の添加物と合わせて複数摂取し続けた場合どうなるのかは分からないため個人的におすすめしていません。
軟便・下痢でフードの見直しを考えるなら、この機会に天然由来の酸化防止剤のフードにした方が良さそうです。
適切な水分量
軟便・下痢になると水分を控えた方がよいように思いますが、逆に便から水分が排出されてしまうので脱水のおそれがあります。
ドライフードをふやかして食べさせてたり、ウェットフードで水分を補給しましょう。
鮮度が保てる容量
開封したキャットフードの消費期限はウェットフードならその日のうちに、ドライフードなら1か月くらいで食べきるのが原則です。
ウェットフードは水分量が多く雑菌が繁殖しやすいこと、ドライフードは酸素にふれることで酸化してきてしまうからです。
コスパ重視で大容量のフードを選ぶと風味が落ちて食欲不振になったり、どんどん品質が悪くなり軟便・下痢の原因になってしまいます。
キャットフードの保存についての詳しい説明はこっちでしてるよ↓↓↓
軟便・下痢の猫におすすめのキャットフード6選
軟便・下痢におすすめのキャットフードは総合栄養食と療養食がありますが、療養食は獣医師に相談して与えるものなので、今回は総合栄養食を紹介していきます!
総合栄養食を試しても改善しない場合は、獣医師に相談してみてくださいね。
商品の情報は2023年8月時点のものです。詳細は公式ページを優先してください。
基本データ記載の金額は1㎏あたりに換算して、比較しやすくしています。
実際の1袋分の価格とは違うのでご了承ください。
GRANDS(グランツ)チキン&サーモン
商品名 | GRANDS(グランツ)チキン&サーモン |
対象年齢 | 全猫種 |
原産国 | フランス |
成分 | 粗タンパク質36%、脂質17%、粗繊維4.5%、粗灰分 8.5%、水分 10%、オメガ6脂肪酸0.7%、オメガ3脂肪酸0.5%、リン1.1%、マグネシウム 0.09%、ナトリウム 0.60%、カルシウム 1.60% |
原材料 | 脱水チキン30%、フレッシュチキン15%、脱水サーモン14%、チキンファット10%、チキンプロテイン2%、サーモンオイル 0.8%、さつまいも、じゃがいも、エンドウ豆、チコリ、マンナンオリゴ糖、ビール酵母、ユッカエキス、クランベリー、ブロッコリー、ブルーベリー、グルコサミン、コンドロイチン、ビタミン類(A、D3、E)、アミノ酸類(タウリン、L-カルニチン)、ミネラル類(銅、ヨウ素、鉄、マンガン、セレン、亜鉛) |
カロリー | 361kcal(100gあたり) |
糖質 | 24% |
価格 | 3200円 (1㎏あたり) |
備考 | ・グレインフリー ・添加物・着色料・保存料なし ・毛玉ケア・尿路ケア・お腹ケア成分配合 ・500g小分けパッケージで酸化防止 ・初回62%割引+サンプルあり |
第一主原料が動物性の良質なタンパク質で高タンパク低糖質のため消化しやすくなっています。
食物繊維の豊富なサツマイモ・じゃかいもや腸内環境を整えるチコリ・マンナンオリゴ糖・ビール酵母が配合されていて軟便・下痢の猫ちゃんに試したいフード。
また保存料無添加で、1袋500gの小分けパックになっていいるので、酸化して劣化する前に食べきることができます。
しかも初回は1袋1000円で購入できるので、万が一愛猫に合わなかったりしてもたくさん無駄にしなくてすみます。
それに加え他の味のサンプルも付いてくるので、愛猫の好みも同時にわかって助かるんです。
愛猫のお腹の調子が良くなって、グランツを定期購入にすることにしたら、さらに嬉しいことがたくさんあるので詳しくは公式ページでチェックしてみてね!
ジャガーキャットフード
商品名 | ジャガーキャットフード |
対象年齢 | 全年齢 |
生産国 | イギリス |
内容量 | 1.5㎏ |
成分 | タンパク質37%以上、脂質14.88%以上、粗繊維5.25%以下、灰分10.13%以下、水分8%以下 |
原材料 | 肉類(チキン生肉、乾燥チキン、乾燥鴨肉、チキンレバー、鴨生肉)、魚類(生サーモン、生マス)、ジャガイモ、エンドウ豆、サツマイモ、乾燥卵、チキングレイビー、チキンオイル、アルファルファ、エンドウ豆繊維、サーモンオイル、フェンネル、マリーゴールド、カモミール、ペパーミント、フラクトオリゴ糖、アニス、フェヌグリーク、リンゴ、ニンジン、クランベリー、セイヨウタンポポ、海藻、カボチャパウダー、ローズマリー、ホウレンソウ、ビルベリー、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、ヨウ素)、ビタミン類(E、C、A、B1、B2、D3)、メチオニン、タウリン、リジン、L-カルニチン、乳酸菌 |
カロリー | 387.5kcal(100gあたり) |
糖質 | 24.74% |
価格 | 3,359円 (1㎏あたり) |
備考 | ・ヒューマングレード ・FEDIAF基準工場で生産 ・グレインフリー ・添加物・着色料なし |
良質な動物性原材料を80%も使用しています。
猫は植物性のタンパク質は消化しにくい体質なので、動物性タンパク質が多いのはいいですね。
ジャガーの特徴としては、原材料にチキンレバーを使用しているところです。
野生の猫は小動物を丸ごと食べて、肉と内臓の両方から栄養を摂っているんだよ
猫は内臓が大好きだよ
食物繊維が豊富なじゃがいも・エンドウ豆・サツマイモ
腸の調子を整えるフラクトオリゴ糖・アルファルファ、エンドウ豆繊維・乳酸菌も配合されています。
ジャガーも定期便にするとお得なことがあるよ
公式ページでチェックだね!
ZIWI Peak(ジウィピーク)エアドライキャットフード ラム
商品名 | ZIWI Peak(ジウィピーク)エアドライキャットフード ラム |
対象年齢 | 全年齢 |
原産国 | ニュージーランド |
成分 | 粗タンパク質35.0%以上、粗脂肪33.0%以上、粗繊維2.0%以下、水分14.0%以下、粗灰分12.0%以下 コンドロイチン硫酸1300mg/kg以上 |
原材料 | 生肉・内臓・魚介類…96%(ラム生肉、ラムハート生肉、ラムトライプ生肉、ラムレバー生肉、ラムキドニー生肉、ラムラング生肉、ニュージーランド緑イ貝、ラムボーン)、レシチン、イヌリン(チコリ由来)、乾燥海草、ミネラル類(リン酸二カリウム、硫酸マグネシウム、亜鉛アミノ酸複合体、銅アミノ酸複合体、鉄アミノ酸複合体、マンガンアミノ酸複合体、亜セレン酸ナトリウム)、海塩、酸化防止剤(クエン酸、天然ミックストコフェロール/ビタミンE)、ビタミン類(塩化コリン、チアミン硝酸塩、塩酸ピリドキシン、葉酸、D3)、DLメチオニン、タウリン |
カロリー | 560kcal(100gあたり) |
糖質 | 4% |
価格 | 10010円 (1㎏あたり) |
備考 | ・グレインフリー ・人工着色料、保存料なし ・エアドライ |
「エアドライ」製法で原料の栄養が壊れにくくて消化率が高いので、軟便・下痢の改善に役立ちます。
「エアドライ」ってなに?
「エアドライ」製法は素材を加熱しないで乾燥させたものだよ
一般的なドライフード(カリカリ)は製造するときに「加熱」「圧縮」します。
その過程でどうしても糖質が必要になるので、本来猫に必要のない糖質が含まれてしまうというわけです。
「エアドライ」製法だと糖質も抑えられていいですね。
食感は柔らかい干し肉の様な感じです。
人工着色料・保存料無添加です。
天然由来の酸化防止剤として、クエン酸、天然ミックストコフェロール、ビタミンEが使用されています。
ZIWI Peakの公式ホームページの始めにかっこいい猫画像とともに、バーン‼とでるのがこちら
狩りに熱心な猫も、一日中寝ている猫も、猫はみな肉食動物です。
引用元:公式
このキャッチフレーズの通り原材料のなんと96%が、生肉・内臓・魚介類というフードです。
そのため消化率95%以上!
そのまま栄養素が消化吸収されるため、結果として便の量は少なくなり、消化器官に無理な負担をかけなくて済みます。
まさに最高峰‼
ウェルネス コア 穀物不使用 室内猫用 骨抜きチキン
商品名 | ウェルネス コア 穀物不使用 室内猫用 骨抜きチキン |
対象年齢 | 1歳以上 |
原産国 | アメリカ |
成分 | たんぱく質38.0%以上、脂質12.0%以上、粗繊維5.0%以下、灰分9.0%以下、水分10.0%以下、カルシウム2.2%以下、リン1.6%以下、ビタミンA25,000IU/kg以上、ビタミンE200IU/kg以上、タウリン0.1%以上、L-カルニチン100mg/kg以上、オメガ-6脂肪酸3.0%以上、オメガ-3脂肪酸0.5%以上、グルコサミン400mg/kg以上、コンドロイチン硫酸300mg/kg以上、総乳酸菌数※190,000FU/g以上 ※ラクトバチルス・プランタルム、エンテロコッカス・フェシウム、ラクトバチルス・カゼイ、ラクトバチルス・アシドフィラス |
原材料 | 骨抜きチキン、七面鳥ミール、チキンミール、えんどう、じゃがいも、トマトポマス、粗挽き亜麻仁(オメガ-3脂肪酸源)、鶏脂(ミックストコフェロールで酸化防止)、チキンエキス、チコリ根抽出物、クランベリー、乾燥こんぶ、ラクトバチルス・プランタルム※、エンテロコッカス・フェシウム※、ラクトバチルス・カゼイ※、ラクトバチルス・アシドフィラス※、ユッカ抽出物、L-カルニチン、グルコサミン、コンドロイチン硫酸、ビタミン類(コリン、E、ナイアシン、A、B1、パントテン酸、B6、B2、D3、ビオチン、B12、葉酸、アスコルビン酸)、ミネラル類(亜鉛タンパク化合物、硫酸亜鉛、炭酸カルシウム、鉄タンパク化合物、硫酸第一鉄、硫酸銅、銅タンパク化合物、マンガンタンパク化合物、硫酸マンガン、亜セレン酸ナトリウム、ヨウ素酸カルシウム)、アミノ酸類(タウリン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物、スペアミント抽出物) ※乳酸菌 |
カロリー | 356kcal(100gあたり) |
糖質 | 26% |
価格 | 2190円 (1㎏あたり) |
備考 | ・グレインフリー ・人工着色料・保存料なし ・消化器サポート ・AAFCO(米国飼料検査官協会)栄養基 |
良質な骨抜きチキンを第一主原料にして、タンパク質38%以上、糖質26%と高タンパク低糖質。
人工的な着色料・保存料も使用していません。自然由来の酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物、スペアミント抽出物)です。
消化器サポート成分として食物繊維とたくさんの乳酸菌が含まれているので、軟便・下痢の猫ちゃんに適しているよ
また同社の「コアオリジナル成猫用」と比べ、33%低脂肪なの胃腸に負担をかけにくい配合に。
ちなみに抗酸化物質のポリフェノールを豊富に含むクランベリーを配合で、猫に多い泌尿器系トラブルにも配慮されていて安心です。
クプレラ ホリスティックグレインフリー キャットフード
商品名 | クプレラ ホリスティックグレインフリー キャットフード |
対象年齢 | 全年齢 |
原産国 | オーストラリア |
成分 | 粗タンパク質31%以上、粗脂肪12%以上、粗繊維5%以下、粗灰分9%以下、水分10%以下、コンドロイチン硫酸1300mg/kg以上 |
原材料 | 魚類(ギンヒラス、シロギス、豪州真ダイ)、サツマイモ、 魚油、 藻類(昆布)、モンモリロナイト、ユッカ、白菜、 アルファルファ、 炭酸カルシウム、チコリ、活性酵素、プロバイオティクス(好酸性乳酸桿菌、機能性酵母、陽性桿菌)、 多糖類、必須アミノ酸(タウリン、アルギニン、ヒスチジン、ロイシン、イソロイシン、バリン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトファン)、ビタミン&キレートミネラル( カロテン、 塩化コリン、 ビタミンE、 鉄、 ビタミンA、 亜鉛、 ナイアシン、 葉酸、 チアミン、 ビタミンB6、 マンガン、 ビタミンK群、 ヨウ素 ) |
カロリー | 395kcal(100gあたり) |
糖質 | 33% |
価格 | 3251円(1㎏あたり) |
備考 | ・グレインフリー ・着色料・保存料不使用 ・プロバイオティクス・プレバイオティクス配合 |
良質な白身魚が主原料のため、低脂質で胃腸の負担を軽減。
熱に弱い酵素・ビタミン・プロバイオティクスは非加熱にすることによって、より効果が高く得られる配合になっています。
プロバイオティクスと合わせてプレバイオティクスも配合され、消化器に配慮されています。
人工着色料・保存料を不使用で、薬剤ではないビタミンCを主体とした安全性の高い脱酸素剤で保存。
保存料不使用だから、開封後は早めに消費できる規格で購入することをおすすめするよ!
ロイヤルカナン FHN センシブル 胃腸が敏感な成猫用
商品名 | ロイヤルカナン FHN センシブル 胃腸が敏感な成猫用 |
対象年齢 | 12か月~7歳まで |
原産国 | 韓国 |
成分 | たんぱく質31.0 %以上、脂質20.0 %以上、水分6.5 %以下、食物繊維6.3 %、ビタミン/A23,000 IU、ビタミン/D31,000 IU、ビタミン/E610 mg |
原材料 | 肉類(鶏、七面鳥、ダック)、米、動物性油脂、超高消化性植物性タンパク(消化率90%以上)、小麦粉、コーン、加水分解タンパク(鶏、七面鳥)、小麦、コーングルテン、酵母および酵母エキス、加水分解タンパク(鶏、七面鳥、魚)、ビートパルプ、魚油(オメガ3系不飽和脂肪酸〔EPA+DHA〕源)、植物性繊維、大豆油、塩化アンモニウム、フラクトオリゴ糖、アミノ酸類(タウリン)、ゼオライト、ミネラル類(Cl、K、Ca、Na、Zn、P、Mn、Fe、Se、Cu、I)、ビタミン類(コリン、E、C、ナイアシン、ビオチン、B2、パントテン酸カルシウム、A、B1、B6、B12、葉酸、D3)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリーエキス) |
カロリー | 428kcal(100gあたり) |
糖質 | 36.2% |
価格 | 1525円 (1㎏あたり) |
備考 | ・人工着色料・保存料不使用 ・超高消化性タンパク質 |
胃腸が敏感な猫用に、FHN(フィーライン ヘルス ニュートリション) センシブルは、健康な消化をサポートするために消化率90%以上の超高消化性タンパク質(ロイヤルカナン調べ)を原材料にしています。
加えてフラクトオリゴ糖などのプレバイオティックスを配合し、腸内細菌のバランスを整えて胃腸の健康を維持。
少し糖質は高めですが糖質40%までなら消化できます。
グレインフリーではないので、穀物(米・小麦・大麦・トウモロコシ等)にアレルギーのある猫ちゃんは避けた方がよいです。
酸化防止剤は自然由来のものを使用しています。
キャットフードが原因の軟便・下痢飼い主のNG行動と改善策まとめ
今回は猫の軟便・下痢の原因が「受診が必要な場合なのか?」「キャットフードが原因なのか?」を判断する目安と、キャットフードが原因の場合の対処法まで詳しくご解説しました。
さらに軟便・下痢など胃腸の弱い猫ちゃんにより配慮されたキャットフードも具体的に紹介しました。
このサイトでおすすめしているキャットフードは「高タンパク・低糖質」「主原料が動物性タンパク質」を基準に紹介しているよ
肉食動物である猫本来の体に適していると考えているからだよ
今回紹介したキャットフードもその基準をベースに、より胃腸の消化吸収に配慮されているものを選びました。
みなさんの愛猫が美味しくフードを食べて、健康的で幸せに暮らせることを願い、この記事がお役に立てれば最高です。
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