キャットフード品質の評価基準5つのポイント+2【猫とずぼらミニマリストのくらし】

当サイトはPRリンクを含みます

こんにちは!

ずぼらミニマリストのChieriです。

当サイト【猫とずぼらミニマリストのくらし】では、「猫の体は食べ物からできている」と考えています。

愛猫に健康で長生きして、一日でも長く一緒にいてもらうため、私たち飼い主ができることは、「キャットフードについて勉強すること」という思いで、日々勉強したりみなさんにお知らせするための記事を書いたりしています。

この真面目でだいぶ退屈な当サイトを読んで頂いている方も、相当真面目な方だと思います(^_^;)

そんなサイトの性質上多くのキャトフードを紹介しているので、読んで頂いた方に分かりやすいように、評価基準を明確にすることとしました。

記事の中で点数が付いているキャットフードがある場合は、こちらを基準にしていますので参考にしてください。

  1. 一般的な「総合栄養食」の基準とします。
  2. 筆者が勉強した上での個人の基準ですので、これによって健康や効能を保証するものではありません
  3. 特に「○○に良いフード」と紹介する場合は別途加点する場合があります

「総合栄養食」の選び方はこちらを参考にしてください↓↓↓

タップできる目次

評価基準のポイント5+2

キャットフード自体の「品質面」のポイントを合計10点とし、その他「価格・利便性」のポイントを合計3点加点として設定したよ

【品質面の加点】

品質面点数
第一主原料が動物性タンパク質か動物性タンパク質:2点
動物性タンパク質でない:0点
あいまいな表現の原材料表示の有無無し:2点
あり:0点
合成酸化防止剤・合成着色料・香料などの使用の有無無し:2点
あり:0点
タンパク質量30%以上:1
30%未満:0点
糖質量30%未満:3点
30%以上〜40%未満:2点
40%以上:0点
合計10点満点
キャットフードの品質基準

【その他の加点】

その他の加点点数
価格(1㎏あたり)1000円未満:0点
1000円以上3000円未満:2点
3000円以上:1点
利便性(購入方法)比較的一般的なスーパー・ホームセンターなどで購入できる:1点
取り扱い店舗が限られる・ネットや公式ページでしか購入できない:0点
合計3点満点
キャットフードその他の加点

「品質面」の点数と、「価格、利便性」の点数を別枠にしたのは、異なる性質の点数が一緒になってしまい、本当の価値が分からなくなってしまうことを防ぐためです。

キャットフード自体の「品質面」と「価格、利便性」のバランスをを比較してみなさん「コスパがいい」「コスパが悪い」と感じると思います。

当サイトでは、その手助けをできたらと思っています。

是非みなさん自身で、「品質」と「価格、利便性」のバランスをみて愛猫と自身にとって良いフードと言えるか判断してみてね

この基準で高得点を取得している当サイトおすすめのキャットフードはこちら↓↓↓

キャットフード品質の基準5ポイント(10点満点)

品質面の5ポイントをそれぞれ解説していきます。

主原料が動物性タンパク質か:2点

第一主原料が動物性タンパク質:2点
第一主原料が動物性タンパク質でない:0点

パッケージには『ペットフードの表示に関する公正競争規約』によって原材料を記載することになっています。

原材料は、多く配合されているものから表示されています。

「タンパク質」は血液・筋肉・皮膚・被毛・免疫系などをつくるもとになり、猫の健康にに欠かせない重要な栄養素です。

猫は本来肉食のため「動物性のタンパク質」を消化しやすい体。

「動物性タンパク質」には必要な必須アミノ酸も豊富に含むため、栄養面でも多く必要としています。

「肉」「魚」「肉+魚」を第一主原料とし、できるだけ具体的に記載されているフードが好ましいです。

一方「植物性タンパク質」は猫が消化しにくいため、あまり好ましくありません。

【原材料をチェックする時に気を付けたいこと】
一番最初に動物性の「肉」や「魚」が記載されていても、その後にたくさんの「穀物」が記載されていた場合、その「穀物」を合計したら「肉」や「魚」より実際は多く配合されていることもあります。

しかしどの原材料がどのくらい入っているか分からない場合も多いので、ここでは分かりやすく第一主原料が動物性タンパク質としています。

あいまいな表現の原材料表示の有無:2点

あいまいな表示がない:2点
あいまいな表示:0点
ミールを使用:0点

原材料に以下の表示がある場合2点加点しています。

  • あいまいな表示がない場合
  • 「○○肉」などの具体的な表示がある場合
  • 「%表示」がある場合
  • 「産地の表示」がある場合
  • 「新鮮な○○」などと表示されている場合

これらの表示はメーカーが自信をもって、他のキャットフードと品質の差別化を図るために表示しているものです。

一方以下の表示のように原材料があいまいな場合0点といしています。

  • 肉類
  • ミール・肉粉
  • 肉副産物・バイプロダクツ
  • 動物性油脂
  • ビートパルプ
  • ○○類・○○等

全体的にぼんやりとした表示ばかりのキャットフードは、はっきりと原材料を特定できないものを使用していると考えてしまいます。

安価なキャットフードにありがちですので、よくパッケージの表示を確認しましょう。

「ミール」は比較的安価で高タンパクを実現できるので、品質の良いものであれば完全に否定するものではないと考えています。

ただし安すぎるフードで曖昧な表現で「ミール」が使用されている場合は、おすすめできません。

信頼できるキャットフードなのか、不安であればメーカーに問い合わせ、「何のどんな部位のミールなのか?」聞いてみて、納得したら愛猫に与えるといいと思います。

「ミール」について詳しく解説した記事はこちら↓↓↓

合成酸化防止剤・合成着色料・香料などの使用の有無:2点

合成酸化防止剤・合成着色料・香料不使用:2点
合成酸化防止剤・合成着色料・香料使用:0点

酸化防止剤は主にドライフードの脂質が酸化することを防ぐために使用されます。

以下の表示は合成酸化防止剤で、発がん性があるものもあるため、使用されている場合には0点としています。

  • BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)
  • BHA(ブチルヒドロキシアニソール)
  • エトキシキン
  • エリソルビン酸ナトリウム
  • 没食子酸プロピル

キャトフードは『愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律』の定めに従って造られています。

ですからこれらの原材料ももちろん認められているものであり、配合も定められた量を使用されているはずです。

「長期間食べたとしても健康に害がない」量しか配合しないことになっています。

しかし何種類も配合されている場合や個体差によって、健康被害が全くないとは言いきれませんので、使用していない方がよいと考えます。

酸化防止剤として以下のような天然由来のものもあるので、こちらを使用しているフードの方が安心です。

  • ミックストコフェロール
  • ローズマリー抽出物
  • 緑茶抽出物

合成着色料・発色剤については、視力が弱く嗅覚が優れていて、風味で食べる猫にとっては全く意味のないものです。

着色系の添加物は、①人にとって美味しそうに見せるためと、②生産ロットによって原材料の色のバラつきを失くすために使用されています。

  • 合成着色料(赤色○号、黄色○号など)
  • 発色剤(亜硝酸ナトリウム、硝酸カリウムなど)
  • 合成香料(グリシリジン・アンモニエートなど)

開封していつもと違う色のキャットフードだったら、不安になってしまう方も多いのではないでしょうか?

その点では一定の理解はできますが、やっぱり愛猫のことを考えたらない方がいいですよね?

ですから着色系の合成添加物が配合されていたら0点にしています。

愛猫が偏食のば場合など、そのフードしか食べないのであれば、「食べる」ことを優先してください

タンパク質量:1点

タンパク質量30%以上:1点

肉食である猫は食事の質にかかわらず、積極的にタンパク質が分解される体の構造になっています。

そのため体内でタンパク質不足が起こりやすく、雑食の犬や人よりも多くの動物性タンパク質を必要としています。

そのため【AAFCO】の栄養基準ではタンパク質量を子猫で30%以上、成猫で26%以上と定めています。

AAFCO(Association of American Feed Control Official:米国飼料検査官協会)
ペットフードの栄養基準やラベル表示のルールなどに関する基準を決めているアメリカの非営利団体
この栄養基準がグローバルスタンダードで日本のペットフードのほとんどがAAFCOの栄養基準を採用

【パッケージ表示例】

引用元:ヒルズサイエンスダイエット

そのため極端に少ないフードはないと思いますが、キャットフード選びで大切なポイントなので、30%以上で1点加点しています。

【「AAFCO」の注意】

「AAFCO」の栄養基準はペットフードメーカーに向けたものであって、この基準を満たしているからといって「AAFCO認定」のフードであるわけではありません

また栄養基準を満たしていても原材料の品質までも保障するものではないことを頭に入れて、他のポイントと総合的に判断しましょう。

「AAFCO」の栄養基準について詳しく知りたい方はこちらの記事のなかで紹介しています↓↓↓

糖質量:3点

糖質量30%未満:3点
糖質量30%以上〜40%未満:2点
40%以上:0点

猫は糖質を消化するアミラーゼの分泌が弱いため、糖質をエネルギー源にする能力が低くく、消化不良による下痢・嘔吐 穀物アレルギー 糖質過剰での肥満の原因になる場合があります。

糖質量についての明確な規定はありませんが、40%以下であれば消化できると言われています。

糖質量はパッケージに表示義務がありません。

糖質が多いフードでは、成分の約半分も糖質のものもあるのに、表示義務がないのは疑問ですが(^_^;)

とにかくないものは仕方ありません。

だいたいの糖質量なら簡単に計算できるので、やってみましょう!

パッケージの【成分】の部分を見て下さい。

%表示になっているので、100% からタンパク質、脂質、繊維、灰分、水分を引くとおおよその糖質量が出ます。

ちなみに「灰分」とは、猫の体に必要なミネラルの総称です。

ミネラルはカルシウムやリン、マグネシウムなどの無機質や鉱物で、骨や歯の構成や神経伝達などに関わっています。

式にすると‥

糖質=100ータンパク質ー脂質ー繊維ー灰分ー水分

【パッケージ成分表示例】

引用元:ヒルズサイエンスダイエット

上の例で具体的に計算すると……

100%ー28.5%ー17%ー2.5%ー7%ー8%=37%

糖質量37%なので2点の加点ということになります。

そもそも糖質とは、穀物(米小麦大麦トウモロコシなど)豆類、イモ類などのことです。

よく聞く「グレインフリー」のキャットフードは「穀物」が入っていないもののことをいいます。

【グレインフリーフードの誤解】
「グレインフリー」=「糖質0%」という意味ではないということです。
先述の通り、豆類、イモ類も糖質ですので、「グレインフリー」のキャットフードでも糖質量が高いものはあるので注意!

その他の加点(3点満点)

キャットフードの「品質面」とは別で「価格・利便性」から評価して加点しています。

「品質面」と「価格・利便性」のバランスをみて個々で判断してください。

価格:2点

1kgあたり……
1000円未満:0点
1000円以上3000円未満:2点
3000円以上:1点

こちらのサイトでは、価格を比較しやすくするためにドライフードは1kgあたりの価格で表示しています。実際の価格とは異なりますのでご注意ください。
※単品購入時の価格で計算しています。
(実際の購入金額を紹介している時はこの限りではありません)

高いと良いフード、安いと悪いフードとはひとくくりにできませんが、安すぎるフードはそれなりの理由があったりするので、避けることをお勧めします。

どれだけキャットフードにお金をかけられるかはご家庭によって異なると思います。

また、一頭飼いか多頭飼いかでも違いますよね。

価格の点数は筆者の実施したアンケートなど、みなさんの声を参考に点数にしました。

利便性(購入方法):1点

比較的一般的なスーパー・ホームセンターなどで購入できる:1点
取り扱い店舗が限られる・ネットや公式ページでしか購入できない:0点

キャットフードの取り扱い店舗は、地域性や店舗の個性があります。

一概にはいえませんが、比較的どこでも手に入りやすいと思われるものは1点、取り扱いが限られていたり、ネット販売のみと思われるものは0点としています。

これはどちらに利便性を感じるかは、人それぞれですが、筆者独自のアンケートでは「ネット以外でも購入できると安心」という声もあったのでこのような配点にしました。

公告コーナー

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

タップできる目次